【エディトリアルデザイン】文字組み・レイアウトのテクニック 1
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【エディトリアルデザイン】文字組み・レイアウトのテクニック 1

アートアンドサイエンスのエディトリアルデザインリサーチャーの栗林です。ブランディングデザイン会社であるアートアンドサイエンスで、グラフィックデザイナーとしてクライアントワークをしながら、エディトリアルデザインについて社内でレクチャーしたり、実績や成果などを対外発信したりということもやっています。

今回から数回に渡って、アートアンドサイエンス社内の文字組みレイアウトのテクニック勉強会の内容をシェアしたいと思います。
初回のテーマは、テクニックの前にそもそもレイアウトってなんのためにするんだっけ?についてです。※この記事の「レイアウト」は、すべてエディトリアルデザインにおけるレイアウトを意味しています。

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レイアウトの役割って?

レイアウトとは、紙面や画面に文字や写真などの情報を配置することです。
そもそもレイアウトは何のためにやっているのでしょうか?
かっこよくしたい、読みやすくしたい、情報をできるだけたくさん入れたいなどなど、その時々でいろいろな目的があると思いますが、レイアウトの役割についてわれわれの勉強会では次のような結論に(ひとまず)至りました。

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レイアウトは、情報を効果的に読者に伝えるための技術。

「効果的に」とは、イメージ(かっこいい、かわいい、無骨、高級感などなど)をともなった情報を、読みやすくわかりやすい機能性を持って伝えること。

何も意図せずレイアウトをつくったとしても、無機質な感じ、雑多な感じ、ぶっきらぼうな感じなどなんらかのイメージを見る人は受け取ってしまいます。

未来感のあるデザインにしたかったはずなのに、古い印象になってしまうなど、情報の送り手が意図しないメッセージが伝わってしまうこともあります。
見る人に伝わるイメージが、情報の送り手が伝えたいものと合っている場合はデザインがうまくいったと言えます。

伝えたいイメージが見る人に伝わるようにコントロールすることがレイアウトの役割のひとつであるとわれわれは考えます。

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レイアウトの機能性

情報をわかりやすく伝えることも大切です。
文字や写真を単純に並べただけでは人は情報をうまく・すばやく読み解くことができません(文字がぎっしり並んだ契約書などの文書などを思い出していただくと想像できると思います)。

小説などの書籍では、ほぼ同じ大きさの文字がずっと並んでいますが、書籍の場合は読む順番が1通りしかないので読む順番が不明なことはありません。
それに対してパンフレットなど書籍以外の多くの紙面では、読む順番が決まっていないので「どのように読んだらいいか」も見る人に伝えなければなりません。

ぱっと見でどんな紙面なのか、どういう構造なのかなどを読み取れる、分かりやすい紙面を構成することもレイアウトの大きな役割であると思います。


まとめ

・レイアウトの役割は情報を効果的に伝えること。
そのためにはイメージと機能をもったレイアウトをつくる必要がある
というのがわれわれの考えでした。

レイアウトから受け取るイメージには、色や書体の選択、写真やイラスト、グラフィックがどういうものかが強く影響します。こちらはイメージしやすいと思います。
では、レイアウトの機能性はどのように設計したら良いでしょうか?

次回は機能性のつくり方についての考えを書いていこうと思います。

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ブランドエクスペリエンスデザインのアートアンドサイエンス株式会社です。https://www.artandscience.jp/

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