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2年間、税理士をつけずに法人を運営して学んだこと

かなり久しくの投稿になってしまいました😅
法人決算があったこと、新たな学業に挑戦しだしたことを言い訳とさせてください。

私の会社は税理士も社労士も弁護士も何にもつけずに運営しておりました。だから、マイクロ法人といえど決算とかのイベントはそれなりの面倒くささがあります。

本日は2年間(正確には2期、1年と8ヶ月)税理士をつけずに株式会社を運営してどうだったかを報告させてください🖋


なんで税理士をつけなかったのか?

周囲からは「馬鹿かこいつ」と言われることもありましたが、とにかく「コストを抑えたかった」こと、そして「自分で全部を経験したかった」ことが主な理由で顧問税理士をつけておりませんでした。

そもそも、起業設立時に本郷税務署にて
「初年度はXXX円くらいの売上になると思うんですけど、この規模でも税理士さんってつけないといけないですかね・・」という相談をしましたところ、意外にも税務署からの回答は
「いえいえ、税理士さんつけずに運営される方もたくさんいますよ。」
というものでした。「申告書に税理士のハンコが押されてようが、押されてまいが審査基準は変わりませんし」という一言が決め手となり、じゃあ「全部俺がやる!」がきっかけでした。

その後、何度も何度も対面で税関連の質問をしにいきましたが、その都度めちゃくちゃ丁寧な対応をしていただきました。本郷税務署の皆様、ありがとうございます。これからもちゃんと納税していきます🙏

コンサル業は帳簿付けが比較的楽チンだが・・・

小売店とちがって、何かを仕入れて売る。というスキームがないコンサル業ですので、帳簿付は結構楽でした。
ただ諸々の諸経費(会議費、移動費)などの管理、出張(日当)規定には一定の労力が必要でしたので、ここは初期設定に時間を費やしました。
一番、こまごまとした面倒くささがあるのは役員報酬にかかってくる社会保険の管理です。40歳になれば健康保険の金額が変わるし、制度改定で定期的に社会保険の金額は変わるわで、振り込む給与も6ヶ月ごとに微妙に変動していきます。この辺りは社労士さんが管理する業務になるのでしょうが、微妙な変化にも着実に対応していかなければならない、というものは大雑把な自分には苦痛でした。

そんな私を手助けしてくれたのは会計ソフトです。
帳簿管理、決算書の作成は全て「会計ソフト」ですませてました。
私がつかっていたのは「freee」です。
税金関連の専門用語になれてしまえば入力は楽ちん。企業に勤めてた時の会計処理とあんまり変わらない感じです。

自分で帳簿をつけると、タイムリーにどの勘定科目をやたら使っているのかとか、税金はどういう時にどんな形でくるのかが本当によくわかります。

世の中のグランドルールを身をもって体験する、ということはすごく大事ですね!


結局、税理士つけなくてどうだった?

税理士をつけずに株式会社を運営するメリデリについてまとめさせていただくと下記のような感じです。

税理士をつけないことで、得たもの
・税金の仕組みの知識
・決算書の作成方法
・助成金制度の知識(恵まれた制度がこの国にはたくさんある)
・考える力+調べる力

税理士をつけないことで、失ったもの
・時間
・ストレス(ウキー!!ってなる瞬間多数)
・領収書(管理不足でいったい幾つの領収書がなくなったことか・・・)

ですので結論としては私の場合メリットの方が大きかった。時間を優先する方もいるのでしょうが、私は自分の商売上、自分が一通りのことを経験しておかないと人様に助言もできないし、何より自分自身が気が済まないタチなので、学びが大きくありました。
そしてぜーんぶ自分でやれたということに大きな自信につながっています。

これらの経験を踏まえた上で、3期からは税理士さんに依頼します。

決算や税金関連については先述しました通り、一通り学べました。そして、事業が予想を超えて大きなものになったことを踏まえて、これからはしっかりとプロの方に外注をする方がトータルメリットが大きいと判断した次第です。

今年度はどう考えても飛躍するしかない!

本日もお付き合い頂き、ありがとうございました😁


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