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問いを持つことと主観的に入ること | メッシュワークゼミ 3期

先週の土日、8月24/25日は、メッシュワークのゼミで、静岡県三島にフィールドワークに行った。
メッシュワークは2人の人類学者によって設立された会社で、参与観察などの人類学的手法を用いて組織や個人に新たな視点と思考法を提供し、イノベーションや人類学者の目」を育成をミッションとしている。

"メッシュワークは
人類学者の目をインストールする

ことをミッションとする、2人の人類学者によって創設された企業です。変化を求める組織や知的好奇心を持つ個人などを対象に、様々な伴走を行っています。"

引用:合同会社メッシュワーク>会社概要

ここ7,8年、自分にとって人類学は興味のあるテーマであり、
特にここ1年、片手間に勉強するのではなく、より積極的に文化人類学を取り入れねばと思っており、これを機に何かしらの解を得られればと、メッシュワークゼミのイベントに積極的に参加したいと思っていた。
というわけで私はメッシュワークがやっているゼミの3期生に申し込んだ。

余談:
ちなみに去年ゼミの存在を知ってから絶対申し込みたいと思っていたので、ゼミの申し込み開始された日にすぐに申し込んだ。
申し込みには自分がゼミを通して考えたいことを書く必要があるのですが、比嘉さんには「申し込みが早すぎて中身白紙かも知れないと思った」「早くて怖かった」と言われた。

今回は三島のフィールドワークを行う中で、色々思うことがあったので、それについて記録しておきたいと考えた。
後半にフィールドノートもある。

1.問いを立てることと、「まなざし」が変わること。

今回のメッシュワークゼミでは、一番最初に何か自分の中でフィールドワークの軸となるような観察することを決めるよう指示された。

1.テーマ決め
自分の関心の中から大まかなテーマを決める。例えば、子ども、食事、買い物、交通など。
2.問いの設定
そしてそのテーマに対して何を明らかにしたいかの仮の問いを立ててみる。
例えば、この地域の子どもはどのように遊んでいるのか、飲食によって人々の食事の作法はどのように異なるのか

問い立て

自分は何を自分の問いとしようか三島について調べているうちに、三島と東京の人の違いというものが気になるようになった。
では問いは「三島の人と東京の人の違い」だろうか?

自分は勤務地が銀座であり、最近はAI系のイベントにもいく、好きな街は表参道だ。自分は東京の消費という渦中の中にいるが、この問いには東京の人の傲慢さを感じた。

というのも、地方の人たち、地方でもないが、「新幹線ですぐ行ける距離の人たちは自分たちと違う」と否定的にいえるほど東京は特権的だろうか?
もう少しフラットに「三島と東京の人たちとの違いと同じところは何か」を自分の中の問いに置いた。

「まなざし」の変容

問いを持つことは、物の見方、そして行動に非常に強い影響を与える。
持つことと持たないこと、そして問い同士の差も顕著である。

実際フィールドワークに行った中で思ったことは、自分がただ旅行に行くときとは違う感覚で物を見たり場所を行ったりするということだった。
例えば今回はかなり長い時間歩いたり、人があまりいなさそうな場所に行ったりと、そういうことを結構沢山した。
これはその問い、問いを明らかにするという目的がなければしなかった行動で、問いを持つことというのは、ものを見ること、そしてそれに対して行動することのどちらにも非常に強い影響を与えるのだと改めて感じられた。

三島と東京の違いと同じところは何かという問いを持って歩いたが、例えば三島には綺麗な水の源兵衛川という川があり、人々が水に気軽に入る様子が見られた。
あるいはそれから別の場所で犬を連れた人が水に入っていて、犬が勝手に水の中をバチャバチャ泳いでいる。
東京だったら、犬が水に入ることを止めるか、あるいは水着を着せたりするだろうと思われたが、ここでは犬が気ままに水の中に入っている感じがあった。

このような観察は、自分が問いを持つことによって、気づけたと感じている。普段の旅行だったらそんなに公園の人々とか見ないので、そういうところが大きく変わったのではないかと思われた。

「まなざし」の違い

同じメッシュワークゼミの別の参加者から一つ指摘されたことがあった。
自分は水の中に入っている、あるいは公園で水で遊んでいる人たちに関して、「軽装だし、例えばベビーカーとかで来ているような人もいるし、気軽に入っているところから、この辺りに住んでいる人なのではないか」と思っていた。
しかし、別の参加者の方が、「あの人たちは水に入るときにライフジャケットを着ていないから、水に入る怖さを把握していない。だからこそ、水に入ることを気楽に捉えている観光客なのではないか」ということを言っていた。

結局、その人たちがどちらなのかというのは分からなかったが、同じものを見るときに、同じことを見て、見るポイントは違うし、結論も違うのだなということを強く感じた。
自分としては、やっぱり地元の人なのではないかと思っている。

2.主観的に入ることと観察的に見ることの違い。

自分は普段からリサーチャーであるが、リサーチ、あるいはフィールドワークとして、主観的に入ることを大事にしていている。
例えばインタビューをする時は観察的に、第三者的にものを見ることになるが、なんらかの形で自分が主観的に入る、主体となって入り、主観的にその中身を感じることというのがすごく大事だと改めて思われた。

人がいないことを体感するために、歩く

例えば、今回の三島駅は北口と南口でがらりと様相が違う。
南口はある種の観光地、というか緑地やカフェなどいろいろ遊ぶ場所などがあるところで、北口側は学校やハローワークなど都市機能のあるような場所だった。
自分は人の違いを見ると言っているくらいだから、人のいる場所に行きたかったが、北口の地図を見た感じ、何か大きな場所があって、おそらくこれは工業地帯だろうと推測され、多分ここに人はいないことが推測された。
なので、北口に行くことにした。

南口と北口の関係性を見るためには北口に行く必要があって、北口は多分ほとんど人と会えないだろう。でも人と会えないということを確認するために、北口を歩いて炎天下の中を1.5キロくらい日傘をさしながら、歩くということをした。

これが非常に暑かったが、やはり、ただデータで見て人がいないなと知ることと、本当に人がいなくて、その工業地帯の1.5キロくらいを歩く間にすれ違った人が4,5人くらいしかいないというようなことでは、やはりその体験で、その感覚は事実に対する感覚として異なるのではないかと感じられた。

エティックとエミック

自分の浅い知識で知るところによると、文化人類学の中でエティック(etic)とエミック(emic)という言葉がある。エティックというのは外側第三者視点で分析すること、エミックというのは内側当事者の視点から分析することで、人のいないとわかっている工業地帯を回るのはエミック的な発想と思われた。

フィールドに入るということは、文化人類学でいわれる参与観察を自分は非常に重要だと思っており、観察的に理解することと、自分が生の体験として、五感を介して理解することはやはり違う。

また、今回、水辺で水の上を通ることができる道があった。
自分は今回サンダルは持っていなかったので、靴と靴下を脱いで歩いた。
最初は「気持ちよさそうだなぁ」ぐらいに思っていて、実際気持ちよかったが、かなり水が冷たかった。
最後の方で、「早く上がりたい、早く上がりたい」という感じになったりして、足まで使ってる人は辛そうだと感じた。
それも結構面白い経験だったと感じられた。

観察者と主体を行き来する

自分がフィールドに入るときは、観察者の立場を取っているときもあって、その物事を見るときに観察的に、人々ってこうしているのかと見ることもある。
やはりこのときに観察的に見た後に、例えばその人たちに話しかけ、同じことをやってみて主観的に入ったり、あるいは主観的にやった後に、他の人の行動を見て観察的にやる、こういう行き来というのが、たぶんすごく大事なのだろうと思われた。

まとめ

今回の三島でのフィールドワークは、答えを見つけるということよりいろいろなことを考える機会になったと感じられた。
「三島と東京の違いと同じは何か」というのが自分の問いであったが、結論としては分からなかった。
それこそ、北と南という場所が結構違うと思ったり、あるいは三島は水が綺麗だからみんな水に対して意識があるとかそういう違いは見えた。
ただ、実際意識があったからといって、それが東京の人と大きく違うのか?
観光資源に対して意識はあるけど、根本的に違うのか?というと別にそんなに違わない気がしたりとか、なんとなく何を解き明かしていけばいいのか分からないと思いつつも、自分が問いを持ってみることは面白いなと思うなどした。


フィールドノート

フィールドノートは「三島と東京の、違いと同じところは何か」という問いをもとに、自分が三島を歩いた記録である。
現場にいない人にわからないことは多いと思うが、肌で感じて欲しい。

Day1

まず、公民館を出て外側にある公園に向かった。
公園は緑が豊かで、木々の密度が高かった。東京の公園では木が端に寄せられていることが多いが、ここでは木々の中を歩くような感覚があり、内部には水辺もあった。この地域の地盤は昔から溶岩のようで、一部溶岩が露出している箇所も見られた。

白滝公園

水辺では、犬を連れた人が犬を水に入れ、その人も一緒に座っている光景が見られた。白滝公園では、この日ちょうどアロハフェスという催しの準備が行われていた。水には多くの人が入っており、カップルが手をつなぎながら水上の岩の上に立っている姿や、水中に三脚を立ててカメラで撮影している人、小さな川を浮き輪に乗って滑っていく子供の姿などが見られた。
特に印象的だったのは、人々が水に気軽に入る様子だった。犬を連れた人が水辺に座りながら犬を水に入れて遊ばせている光景は興味深く、通常は犬に水着を着せたり、入ろうとすると止めることが多いが、犬の気ままに自然に水に入れている様子が観察された。

また、東京だと街中の公園の水は入らない気がしているので、その辺りも水との距離の違いを感じた

次に公園の外に出て、公民館周辺の地域を下側から一周するように歩いた。路上を歩いていて気づいたのは、大通りの路面がアスファルトであるのに対し、一本入った道では地面の色が変わることだった。この地面の色の変化により、大通りとそれ以外の場所が区分けされているような印象を受けた。大通りは特に車が多いわけではないが、脇道はかなり車が少なかった。

アヒル図書館

道を歩いていくと、「アヒル図書館」と書かれた建物の看板が目に入った。中は準備中でよくわからなかったが、興味を引く存在だった。

よくある水路

さらに歩を進めると川に出くわした。この川で特に注目したのは、川と地面の物理的な距離が非常に近いことだった。およそ1メートルほどの距離で、川辺には階段があり、すぐに川に降りられるような地形になっていた。
また、至る所に銅像が設置されており、芸術的な要素と水との組み合わせが意識されているように感じられた。この川辺の様子から、地面と川の距離感の近さが印象に残った。

直接的な写真は撮っていないが、「せせらぎ」という言葉が頻繁に使用されていることにも気がついた。例えば、店の名前や市内循環バスの名前にも「せせらぎ」が使われていた。

道の真ん中にポツンとあるシーシャ&クレープ屋

道をまっすぐ進むと再び大通りに出た。大通りの中央にシーシャーとクレープのお店があり、ポツンと独立して存在していた。東京ではこのような場所にシーシャー屋はあまり見かけないため、違和感を覚えた。

この辺りで人の少なさを感じたため、人がいる方向へ向かうことにした。そこで、ブルーミングを目指して南下し始めた。商店街のある通りで、せせらぎ街道または鎌倉古道と呼ばれる道を歩いていると、左側に「さいとうフルーツ」という老舗のフルーツ店があった。ここではフルーツをその場でカットしてジュースにして提供していた。
この付近で気づいたのは、女性同士や男女のペアは見かけるが、男性同士の組み合わせはあまり見かけないことだった。

さいとうフルーツのメロンジュース。美味しい

メロンジュースを飲みながらしばらく休憩していると、建物の陰からひとみさんが現れ、ジュースの美味しいことを伝えた。

源兵衛川の手前には、いくつかの美術品が設置されており、その横には美大受験用の塾のような施設もあった。

飲み終わってすぐ近くに源兵衛川の水辺に面した公園があってみたらしゅんさんが靴を乾かしていた。
ここでは、大人同士でも無邪気に水の中に入っている様子が見られ、東京では珍しい光景だと感じた。

源兵衛川

水は非常に綺麗で、井戸からの水の汲み上げも行われていた。いろんな人がこの水汲みで遊んでいて、自分も試してみた。

水中に埋まった石の上を歩いて遠くまで行けるようだったが、今回は行かなかった。
多くの人々が裸足やサンダルで水の中を歩いていた。水に入ることを日常的に想定しているのかもしれない。

昼食を探し始めた。最初に目に入ったのは鰻屋だったが、価格が高かったため見送った。

小道に入ると「マルカツ」といううどん屋があり、行列ができていた。一度並んでみたが、待ち時間が長そうだったため断念した。

次にブルーミングのある三島未来研究所に向かった。外観は予想外に寂れた印象だったが、中に入ってみるとモダンなタップバーのような雰囲気で、ショーケースにはビールが並んでいた。暑さで疲れていたため、ラベンダーとレモンのシロップをソーダで割ったドリンクで一休みした。店内には大学生らしき女性がカウンターにいて、原稿を書いている人も見かけた。

休憩後、再び大通りに戻り、今度は駅方面に向かって歩き始めた。途中、美味しそうなラーメン屋を見つけ入店した。「宮崎鶏」と書かれていたが特に気にせず入った。ラーメン自体は美味しかったが、客層に特徴はなく、若い人から年配の人まで様々だった。

店を出てすぐのところで、三島名物のうなぎコロッケを売っている店を見かけた。興味はあったが、お腹がいっぱいだったため今回は食べなかった。

そのまま駅を通り過ぎて歩き続けたが、特に目立った特徴はなく、楽寿園を過ぎた辺りで引き返すことにした。帰り道で気づいたのは、この辺りにはおしゃれなコーヒー店が多いものの、美容院が少ないことだった。地元の人々はどこで髪を切るのだろうかと疑問に思った。

駅周辺では、初めてフランス人らしき観光客を見かけた。東京と比べると外国人観光客は少ない印象を受けた。不動産屋の物件情報を見て、価格が東京よりも安いことにも気がついた。

さらに歩を進めると、庭でバーベキューができるようにセットを置いている家も見られた。

白滝公園の裏側に回り込むと、テニスコートが見え、さらに奥には水遊びをする場所があり、子供や大人が水着を着て遊んでいた。
水に入りたい気持ちになった

公園内に入ると、アロハフェスの準備をしており、ウクレレの発表の準備が行われていた。
朝と比べて人の層はあまり変わっておらず、地元の人々が日常的に利用している様子がうかがえた。
時刻は13時30分頃となり、そろそろ時間になったため公民館に戻った。
この観察を通じて、三島市の水との密接な関わり、自然と調和した生活様式、そして独特の食文化や街並みの特徴を垣間見ることができた。

2日間とても暑かった

Day 2

2日目は、駅の裏側に行くことにした。この北口側は誰も見に行かなかったので、そこに何か人と人の違いがあるのかなど、そういったものを見て、その後に10時から始まるマルシェに行こうと考えた。

地図で見た感じでは、北口側には商業施設があるという感じではなく、何か大きな施設があるなという印象だった。
昨日と同じ公民館を出て街を歩いていくと、商店街のようなところがあり、商店街というよりもスナックのような、様々な店舗が見られた。やはり古くからの店舗が多く、新しい感じの店は駅周辺にちらほらとある程度で、しかし時々おしゃれなカフェなども存在し、全くないわけでもなかった。

昨日の観察の中で、三島の人たちは東京と違ってこういう人たちだ、こういう違いがあるというように理解できるような違いは正直あまりなかったと感じている。もちろん水との距離の近さといったものはあったと思うが、それは親しむものがあったから違いがあるように感じただけで、非常に大きなメンタリティの違いと言えるのかどうかは分からないと考えている。

改めて見ると、街の地図にもせせらぎルートという散歩道コースが表示されており、やはり「せせらぎ」という言葉、川との近さを感じさせる。郷土資料館に行ってみるのも良いかもしれないと思った。

さて、どのように北口側に回ればいいのだろうか。駅の中を通り抜けて行けるのかと考えたが、駅の中を通り抜けて行くことはできなさそうな印象があり、駅の横の太い道などを通って反対側に回る必要がありそうだった。日曜の朝だが駅前にはたくさんの人がおり、特に寂れているような印象は全くなかった。

さて、南口から北口へのアクセスがかなり悪く、道を大きく回らなければならない。この効率の悪さはどこから来ているのだろうかと疑問に思った。
しかし、イメージとしては、やはりどちらか片方に徒歩で行く必要は基本的になく、どちらか片方との間を行き来するのは、徒歩ではなく車のスケールで行われているのではないかと推測した。
つまり、北から南に行くときに車が通る道が最初にでき、そこに歩道も付随するという構造のように感じられた。電車で来る人は北と南を間違えないので、北の人は北で降り、南の人は南で降りるという形で、その区分けがはっきりしているのかもしれないと考えた。

南口と北口を渡るトンネル

間を分けている橋、あるいはトンネルの下に道がある。そこを通ると。さらに線路用の橋と、線路が2つあるのか、道路が2つあるのか、よく分からない状況だった。
おそらく在来線、新幹線、高速道路の3つ橋がかかってるのではないかと推測された。
歩道は広いが、車道も広く、歩道を歩いて行く人より車で北から南に、あるいは南から北に行く人の方がずっと多いかもしれないと感じられた。

北口側にはハローワークなどがあることが分かった。学校もある。また三島簡易裁判所もあった。そのため、都市の機能はもしかすると北口側に集中しているのではないかと考えられた。
確かに、南側では行政機能のようなものはあまりなかったような気がしたので、これは興味深かった。

昨日、メッシュワークの人たちが遠いと言っていた遠い横インがあった。奥に建設会社のオフィスが二つくらい見えた。

また、右手側に大きいものがあり、多分学校なのではないかと推測された。先ほど右側に中学校らしき建物があったが、こちらは高校なのではないかと考えられた。

大きなドームがあり、煙突のようなものも見えた。

ちょっと不思議なのが、日曜なのに制服を着た学生と親の組み合わせが複数いた。
単に部活動というにしてはたくさんいた。みんなそれほど緊張した様子ではなさそうだったので、例えば受験があるというわけではなさそうだった。
ただ、親と子供が一緒にずっと過ごすというようなことは考えにくく、あるとすれば、子供は学校へ、親は駅へ向かっていて、北口から南口に流れていく途中なので、分岐点までは一緒に歩いていて、途中で別れるというパターンがありそうだと推測された。

日本大学国際関係学部の建物が見えた。電車が到着したばかりで、非常に混雑していた。
ところで、よく見ると制服がみんな違うことに気づいた。日曜日ということを考えると、今日はオープンキャンパスなのではないかと推測された。

改めてそのような印象を受けた。みんな高校生が来ており、ここに何らかの大学のキャンパスがあるため、そこのオープンキャンパスで多くの人が家族揃って来ているという感じかもしれないと考えられた。

芝生のある公園

芝生のある公園に到着した。非常に暑く感じられた。大きな木があり、反対側にはこのような開けた公園はあまりなく、緑の多い公園だった気がした。公園というより、整備された場所に近い印象を受けた。公園の向こうには側には工場らしきもの見られた。

静岡県立三沢何とか高校、何とか中高、放送大学静岡学習センター、静岡県立藤の国中学校など、様々な教育機関がこの地域にまとまっていることが分かった。さらに自転車でくる学生用の大きな駐輪場も存在した。
ここから先は工場地帯のようで、南口に比べるとかなり車の通行量が多い印象を受けた。

日曜日ということもあり、ラフな格好をしている人も多く見られた。さすがにこの奥は工場地帯で何もない-人もいないだろうと予想された。

さらに印象の違いが感じられた。これは橋の部材ではないかと思われた。おそらくJRなどの、これから橋になるものを作っておく場所なのではないかと推測された。

JRの研修場

非常に興味深い光景だった。南側からは全く見えない場所だった。よく見ると「鉄道記念碑」と書かれており、トラス桁を鉄道記念碑として設置していることが分かった。ここはJRの大きな施設であることが判明した。

JR総合研修センターであることが分かった。驚いたことに、先ほどの科学館なども JRの所有である可能性が考えられた。そのとき、JRに行政の人が来ていた。行政は恐らく、平仮名の「ぎょうせい」の方の行政ではないかと推測された。

この地域は完全に人のスケールで町が作られていないことが明らかだった。車のスケールで町が作られており、隣接する工場を基準にこのスケールが恐らく決められているように思われた。これを歩くのは非常に遠く感じられ、引き返すことを検討した。その上で一旦途中の交差点まで行って引き返すことにした。

北側からのテンションを感じると、南側を想像することは正直できないと感じられた。全く異なる街が広がっているような印象を受けた。このような面白い感じの街は日本にはおそらくたくさんあるのだろうと推測された。

交差点で文京町という地名が目に入った。奇妙な形の建物があった。
この辺りはアパートのような建物も見られた。

来た道を戻れるかどうか考えたが、同じ道を帰るのはあまり面白くないと感じられた。
ので、左の工場を回ることにした。一周まわるのは帰ることはできるだろうが、かなり疲れそうだと予想された。そこで、google mapで見ると途中に細い道があったのでその道で曲がり戻ることを目指して歩くことにした。

工場の横の道をひたすら歩く

左側は工場のようだった。何を製造している工場なのか気になった。東レコムズ株式会社という名前が見えた。

高校生らしい親子連れが目に入った。

何かの寮のような建物が見えた。右側に「東レの寮」があることが分かった。

google map上では戻れるみたいだったが…施設の中だったため不可

特に人と会うこともなくひたすら歩いてる時に、途中に東レへの入り口を見つけ、これが先ほどgoogle mapで見つけた道かもしれないと考えられた。
しかし、関係者以外が通れるような道ではないことが明らかだった。
通り抜けできないと判断し、さらに迂回することにした。門前払いされた記念に写真を撮った。
非常に汗だくになっていた。

日差しが少し弱くなってきた。ずっとこのような天候だったらいいのに。
こんな場所を日傘で歩いている愚か者はいないだろう。みんな車で移動するはずだと考えられた。

パナソニックの溶接機ロボットを作っている工場が右側にあった。
排水が流れているのが見えた。本当に排水なのか、もしそうなら下水に流れるのかと考えた。正体は不明だった。

ようやく、戻る道に辿り着いた。

三島の畑

今まで一度も見なかったが、畑をやってる家があった。いい感じの古民家だった。
自分の知識不足から、畑の植物が何なのか分からなかった。何かが育っているようだった。

左側の道は車がひっきりなしに通っていた。

ところでバイクの人が通っていて、あんまりバイクを見てないかもと思った。
もちろん全くいないわけではないが、バイクを使っている人があまり見られない場所だったことから、車で移動したいような不便な場所に行くか、電車で行ける場所に行くかのどちらかなのだろうかと推測された。

ところでこの辺りの方が広い家が多いように感じられた。

ひまわり

背の高いひまわりがあった。
ひまわりの向きにあまり統一感がないように見えた。三島工場という看板が見えた。暑さを感じ、風が欲しいと思った。

駅に近づける道があったが、さっき見た北口のロータリーに近づくことになるので、別の道から南口に回ろうと思いそのまま進んでいくことにした。ここら辺で駅裏側に回らなければならないのではないかと考えられた。良い感じがしていた。とにかく駅を通り抜けできる場所が少ないように感じられた。

先ほどとは反対側の、北と南を繋ぐ道だと分かった。先ほどの道に比べると細いというか、歩道が狭いように感じられた。

新幹線が見えた。間違いないと思われた。

さっきとは逆サイドの、北口と南口を渡るトンネル

スーツケースを持っている人に出会ったため、その側から回るのはあまり予測がつかないように感じられた。南から抜けて北口の新幹線に向かうくらいなら、南口に行った方が楽そうだと考えられた。しかし、新幹線は北口寄りなのかもしれないと思われた。

まっすぐに駅側に戻ることにした。駅に戻ってきたことが確認された。昨日気になった風景などをもう一度見てみようかと考えた。

踏切

踏切を久々に見た

暑すぎるのでカフェに入ると、野菜を売っていた。どうやら地元の野菜を売っているようだった。

野菜を売ってるカフェ。KITO mishima

楽寿園に来た

楽寿園

今日はマルシェをやっており、その関係でチアリーディングをやっていた。楽寿園の外からのイメージにそぐわないぐらい活気があり面白い融合だと感じた。

anmmer marche は大賑わい

楽寿館側に回る

楽寿館

楽寿館の近くにも湖や川などがあり、厳かな雰囲気となっていた。
湖の周りを少し周り、公民館へと戻った。

公民館でいそいそとスライドを作っていたが、
比嘉さんと水上さんが流しそうめんに誘ってくれた

靴と靴下を脱ぎ、源兵衛川を渡る。
水が冷たく、気持ちいい。みんなが水が入りたがる気持ちがわかるした。

源兵衛川を渡る。冷たい!
水が綺麗

というか最後の方は冷たさすぎた。

川をわたり、そうめん屋に着いた。
最後に流しそうめんをやったのはいつだろうか?と思いながら流しそうめんを楽しんだが、
流しそうめんは結構忙しいので次は普通の素麺でもいいなぁと感じた。

流しそうめんで締めくくり


いただいたお気持ちは、お茶代や、本題、美術館代など、今後の記事の糧にします!