清潔感養成講座6

スメハラからの卒業・俺が香りマネジメントの基本を教えてやる

これまでは見た目的な部分を中心に紹介してきたが、今日は香りのマネジメントについて話そうと思う。これまで紹介してきた複合的な身体のケアに加え、香りのマネジメントまで総合的にできている男性はほとんど存在しない。これをしっかりとやるだけで明らかに周囲とは一線を画す、特別な存在になれるということを信じてほしい。

まず最も大切な考え方を伝えておくと、当塾の香りマネジメントの基本は引き算で考えること。香水とかで足すんじゃなくって、基本的には不快な匂いを引いていく。この基本が出来ないうちに何かを足していくことは、下地も塗らずにファンデーションを塗るようなもの。それを知らずに色々と足していくと、逆にダサい感じになるということを覚えておけ。

諸君らも聞いたことがあるだろうが、どんなに爪とか髪型をケアしても、女性には「生理的に無理!」という男性諸君にはいささか厳しい判断基準を持っている。スメルハラスメントなんてことも言われるご時世、この生理的に無理、に分類されてしまうと中々脱却することが難しいので、香りのマネジメントをしっかりと行い、自然と抱かれたくなる男を目指そうではないか。

では今日も私が余すことなくモテるための知識を紹介していくので、最後までついてくるのはもちろん、しっかりと実践していこうではないか。

1・口臭ケアについて

まずは口臭のケアから始めたい。これは概ね同意してもらえると思うが、仕事ができない奴、冴えないやつに限って、不思議と口が臭かったりするものだ。この記事は冴えないお前に向けて書いているため、早速今日から口臭のケアを始めるように。

口臭の原因の基本は口の中からくるものと内臓から来るものの2タイプがある。両方向から口臭をケアし、キスしたいと思わせるような爽やかな吐息を手に入れてくれ。

- 口の中のケアの基本

まず当たり前だが食後には必ず歯磨きをするように。昼ごはんのあとは手を抜いている人が多い印象だが、ここで1分でもいいから軽く歯を磨けるようなマメな男になっておけ。断言しておくと、歯の隙間にネギの挟まっているお前とキスをしたいと願う女性はいない。携帯用の歯ブラシも色々と売っているから、必ず職場や学校に置いておくようにしてほしい。

また、ニンニクなど匂いのきつい食べ物の後はある程度の匂いは仕方ないものではある。そんな時は、ブレスケア+口臭スプレーの2方向からケアすることをオススメする。ブレスケアは内側から匂いをケアしてくれ、口臭スプレーは口の中の表面的な匂いをケアしてくれる。私はこれを常時カバンに入れており、昼にラーメンを食べた後などには必ず行っているため、諸君らも必ず真似をするように。

また、歯医者へも定期的に通ってほしい。歯の手入れは最高のキスをするためのマナーだし、何よりもおっさんになると歯の汚い奴はマジで見苦しい。ちなみに私は3ヶ月に1回の頻度で通っているが、ここ1年歯医者に行っていない奴はモテるモテない以前に、お前の歯の健康状態が心配だからすぐに歯医者に行ってくれ

- 内臓から来る匂いのケア

ストレス・暴飲暴食などで内臓が疲れていると、不快な匂いが出てきやすいと言われている。ストレスはかなり複合的な要因があるため、簡単に対策方法を紹介することはできないから別稿で改めて紹介していこうと思う。ただ、強いストレスを感じているなら、運動やストレッチをしたり、自分だけの世界に没入する時間を持ったりと、しっかりと自分の心身を労ってあげる時間を持ってほしい。誰かを正面から愛せるようになるには、まずは自分を正面から愛し、大切にしていくこと。これが当塾の方針でもある。

暴飲暴食はまだストレスよりは管理しやすい。別の記事でも紹介しているが、内臓は夜に休ませる必要があるため、寝る前の3時間前からは何も摂取せずに、寝るタイミングで内臓もしっかりと休める状態を作るように。これは顔のむくみ解消にもいいし、肥満が気になっている人にもオススメの方法だ。少なくとも実践して損することはないので、ぜひ今日からトライしてくれたまえ。

口臭ケアの最後に伝えておくが、たまに深酒をしすぎて酒臭い状態で出社してくる奴もいる。それはハッキリ言って底辺コースまっしぐらだということを忘れないように。飲みすぎる日があることはわかっている、涙を酒で飲み込まなきゃいけない日もある。本気で闘う男には、こんな夜があることもわかっている。ただ、飲みすぎてしまったら、水をたくさん飲んで、朝に熱めのシャワーを浴びるなどして対策してほしい。

2・体臭ケアについて

続いて体臭のケア方法について紹介する。まず体臭をケアする前に、今すぐ 「俺、体臭きつい?」と本当に信頼できる友達に聞いてみてほしい。体臭がキツイことを指摘することは、やはり心が痛かったりもする。私も部下(童貞)にかなり体臭がキツイ人を持ったことがあり、他の部下から「隣にいると生産性が下がるから注意してほしい」と何度か頼み込まれ、仕方なく注意したことがあるがとても心が痛かった。ただ、ここで注意されたことは彼の将来への大きな財産になるだろうと確信している。諸君らは上司に無駄な気遣いをさせる男にはならないでくれ。

- 体臭のケアの基本

では具体的な方法に移るが、基本的に朝シャワーを浴び、特に耳の後ろや脇など匂いが出やすいところをしっかりと洗うこと、夏場は汗拭きシートなどで定期的にケアしてあげること、水をたくさん飲んで定期的に運動してデトックスすること、規則正しい生活をすること。この辺りを心がけておけば先天的なものを除いて大丈夫だと考えてくれ。

先天的な問題で悩んでいる人がいたら、それは専門家に相談するしかない。気の毒だとは思うが、お前の持っている人間的な魅力を大切な人に届けるため、必要なプロセスであることを理解してほしい。

ただ、先天的な問題があるのは、逆にチャンスだとさえ思う。なぜって、普通の人は若いときはそんなに臭くないから、ケアすることを学ばない。それが故におっさんになると猛烈に臭くなったりする。しかも、おっさんになると周りも気を遣って、それを伝えてくれる人はほぼいなくなる。

ただ、悩んでいる人はケアする方法を学び、それが習慣になる。「俺匂ってない?」って自然に聞ける人間になれる。だから臭いおっさんにならない可能性が高いのは、今悩んでいる人だ。ピンチこそ最大のチャンス。これは私の仕事哲学でもあるので併せてメモをするように。

3・もっと香りを引け

これまで、口臭、体臭を引き算していくことを伝えてきた。また、現代では様々な匂い付きの商品が売られているため、これも説明していく。

- 香水について

童貞の諸君らは香水は付けていないかも知れない。ただ「いい香りのする男に惹かれる」とかふざけたネット記事を読んで、間違って香水を買ってしまったことのある人もいるかも知れない。ただ、安心してくれ。諸君らがよっぽど男としての自信がない限り、香水はオススメできないと言うことを改めて伝えておく。基本は引き算。これを忘れて安易な香水に走ってはいけない。

特にまだ20代前半であるなら、変に香水の香りがするとほぼ間違いなく浮くし、地に足のついていない感じになるからやめておけ。変に大人ぶると逆に痛い感じになるし、どーせ10年もすれば嫌でもおっさんになるから、今は若さを楽しんでほしい。

- 化粧品の匂いについて

化粧品(ボディケア用品など)は色々な匂いがするから、取り扱いが結構難しかったりする。だから私は基本的に無香料のものを選ぶようにしている。保湿は基本的にNIVEAで行い(微妙にNIVEAの匂いはするが)、基本的に香料の入ったものは選ばない。ワックスも無香料。私は中野ワックスの無香料の最もベーシックなものを使っている。デオドラントスプレーなども商品によっては強烈な匂いがするから注意してほしい。自信がなければ、基本的にはなんでも無香料のものを使うことを基本としてくれ。

4・足すならこれ!

では最後に、限りなく無臭になった状態で足すとベターなものを紹介する。

- 困ったらダウニー先生

まず伝えておくと、ダウニーは異常に女子受けがいい。諸君らも匂いが嫌いじゃなければ、オカンに頼んで少し洗濯物に混ぜてもらいなさい。ただ、私は柔軟剤も洗剤も無香料を選んでいる。

ダウニーは恋愛初心者には超オススメだが、私はかなりの香水好きで、気分やデートなどの状況によって香水を使い分けている。そのため、化学薬品の匂いをなるべく残さず、香水本来の香りを楽しむために無香料にこだわっているのだ。これは中級から上級くらいのテクニックだから、いずれ稿を変えて紹介していこう。

- シトラスの安定感に刮目せよ

20代の諸君らはまだ新緑の若葉のようなものである。20代で「俺も歳を取ったな・・」とか言ってる奴は恥ずかしいから今すぐ辞めろ。お前らはまだ若く、青い。だからこそ、爽やかなシトラス系の香りと相性がいい。汗拭きシートの匂いは割と女子受けが良いが、あれも基本シトラスだ。

シャンプーもボディソープも化粧水もシトラス系はどこでも安く買えるし、フレッシュな気持ちになれる香りだから、足すなら基本シトラス系で揃えるようにしよう。この香りが嫌、という人はかなり少ないはずだから安心してくれ。

最後に

私の香りマネジメントに対するこだわりを全部書くとおそらく1万文字は余裕で超えるだろうから、今日は基本的な考え方だけ紹介した。以下にまとめておくので、必ずレビューしてくれ。

1・基本は引き算。あれこれ足すな
2・口臭・体臭も手入れして引き算
3・加えるならダウニー・シトラスが基本
4・それ以上は初級者を脱してからでOK

ちなみに誤解しないでほしいが、女の好みに合わせて媚を売れ、と言いたいわけではない。むしろ、女に不必要に合わせなくてOKだ、自分らしくやれ。ただ、人間は想像以上に匂いに影響を受けていて、知らず知らずの間に嗅いだ香りでホルモンが分泌されるという事実を忘れるな。

だから、周囲にいい香りを提供する、というサービス精神を持ってほしい。また自分自身を香りによってアげて、恋に仕事に全力を尽くせるエネルギーを得てほしい。そして香りを楽しむ余裕と遊び心を持った男でいてほしい、ということだ。

というわけで本稿は以上とする。香りはやっぱり引き算だよね?と同意してくれた方は、「スキ」を押してくれると嬉しい。ではまた会おう。

アロマキャンドルの灯る自室より。コハク

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