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「承認欲求」が自分を苦しめているー『反応しない練習』を読んで

「この人は苦手」「ああ自分は」と
躓くことや悩みは尽きないですね。

心とは乾き続けるもの・悩み続けるものだと理解して反応する前に「理解する」そして、悩みを「なくそう」としないということが書かれています。

今回はオーディオブックで読んだ内容で
心打たれた部分をまとめていきたいと思います!

自分のココロを「感覚レベル」で認知する

頭は3つの分類に分けられるとのことです。

①貪欲②怒り③妄想の3つ
①貪欲:過剰な欲求(求めすぎ・期待しすぎ)
②怒り:求める心が作る(根拠がない)未練後悔
③妄想:思い込み

特に③妄想の部分がハッとしたのですが

「あの人はこうだ」「世の中はこうだ」
「どうせ私は」
とよく思うけど、
客観視したら それって本当・・・?

実は自分が作り出しているモンスターで、
相手のことを思い込んでいるだけかもしれない。

だからこそ、視覚(身体の感覚)≠妄想
だと意識して、自分の心は見えないからこそ、
心を取り囲む身体に意識を張るように心がけることが大切にしていきたい。

日々「判断」しすぎている?!


『反応しない練習』によると
「判断すること」決めつけ・思い込み・自虐・失望・不安だという。

よくビジネス本で「即決することの大切さ」を説いているから3秒でどっちの色が良いか、
どのメニューが良いか、好きか嫌いか…などの
練習をたくさんしてきたけど、
全部に反映させようとしている自分の努力こそが
実は自分を苦しめている材料でした。
(※ビジネスの上では判断することは大切ですが全てにおいて必要なわけではない)

「判断すること」はわかった気になることで
快楽を得る・認められる気分になる
からこそ、
自分には必要のないことまで判断しようとして
「あの人はこう!」とか人のことまで
首を突っ込もうとしてしまいます。

この本では
心=さらさらと流れる小川のようにあるべき
と言っています。

「無常」=現実とは常に流れるもので、自分の中の「叶わなかった過去の願い」や「期待」や「要求」が苦しみを生んでいるとのことです。

苦しんでいるのであれば何かが間違いだからこそ、
良い・悪い・好き・嫌いをやめることが大切
あるがままに、受け止めるということがとても大切なのだと感じました。


みんな承認欲求オバケ

仏教で「慢」という言葉は
自分の価値にこだわること・劣等感
があるなども含まれるそうです。

そもそも誰かをいい悪いと
判断する資格はあるのか?

人は人だし、私は私だし。

「もっと上手くいく自分」も「もっとできる自分」も妄想にすぎなくて等身大のリアルな自分をありのままと受け入れることを心がけたいですね。

「嫉妬」は目につく相手への執着、そして恨みとなる…


「嫉妬」は「承認欲」が認めらないことを相手にぶつけること、認めてもらえないという自分への不満だとこの本では書いてあります。

先日飲み会で20代の若くて綺麗な既婚者の子がいて
ノリも良く、とにかくかわいい。
女子力の塊でした。

飲み会は主役にはなり得ないし、
なんだかノリが若くて、私と合わない。
多分知らず知らずのうちに「ぷいっ」てなっている自分がいたと思います。

でも、かわいいパフスリーブのお洋服を着ても、
気分が上がる香水をつけても、整形してもその子にはなれません。

そんなことみんなわかってる。
けど、みんなの輪の中心にいるあの子になりたい!
と潜在的に感じてしまうんですよね。

<人と同じになりたい>という妄想から降りて
<自分のために、自分は何ができるのかを考え、外の世界を感じること>が大切だと書いてありました。

そんな思いに至ってしまった
自分を否定するのではなく、認める。

嫉妬に駆られたら「自分には違う役割がある」
考えることが必要です。

あと、先日仕事で自分が得意だと思っていた
「人前で話すこと」偉い方のチェックが入って、
予想以上に噛んでしまい、さらに焦り、全然うまくいかなくて、落ち込んでやけ酒してしまいました。

ああ、自分ってダメなんだなあ・・・
すべてうまくいくと調子に乗っていたんだなと
次の日も思ってました。

けど、失敗して傷ついてトラウマになってしまっても過去を基準に自分をダメだと思わず、
そんなこともあったんだなと思うことの大切さを
この本を読んで改めて痛感しました。

比較してしまったあの人と
運のつきどころ・タイミング・言葉の遣い方・
人生の流れさえすべてが違う。

そう、意識していきたいと思いました。

気付き

正直、まあ色んな考えがあるのでこれが良いことなのかそうでないかは人によって価値観が分かれると思います。

ただ、今回思ったのは「生きやすくなるヒント」だなと思いました。色々無駄なことを考えず、無駄なことに力を割かないことで自分のために力を入れることができるのだと思いました。

そのために「光を感じること」など目の前に感覚を研ぎ澄ましてほんのちょっと気分が上がるならそれだけでハッピーだし。

自分と合わないと思う人も、その人なりの努力があってそういう価値観になっている今があるということを理解すると、不思議といろんな人を好意的に感じれます。

人を否定せずこういう考え方があるのだなと思うこと不思議と引き出しが増えるし、いつも人の顔色ばかり意識して自分の行動も制限してしまっていたけど、行動も可能性も価値観も広がりそうです。

相手に利益があるかどうか、哀れみを感じながら
もっとこうあるべきに縛られず自分の思うまま過ごしていきたいと思います。

でも、SNSマーケの上では欲を刺激することが大切ですね!とこっそり思いました(笑)

以上です。

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