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東京都立庭園美術館「奇想のモード〜装うことへの狂気、またはシュルレアリスム〜」に行って、すぎょーーーとなった話

転職前最後のモラトリアムを活用して、洋館を見たい気持ちが芽生え、愛知/犬山の明治村に行きたかったのですが、コロナの兼ね合いもあるので自分の活動範囲内で満喫してゆきます。

ということで、今日は東京都庭園美術館へ。奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスムという展示会。毎度お馴染み、ぐるっとパスを活用!一般料金は1,400円です。要予約ですが、ぐるっとパスを持っていれば予約なしでかっこよく入れます!

旧朝香宮邸が素敵すぎる

ああ、もう!いちいちかわいい。建物だけでも素晴らしくて日が暮れてしまいそうですが、せっかく来たのでいざ!展覧会へ。

展示会の詳細

旧朝香宮邸→新館にわたって「奇想のモード〜装うことへの狂気、またはシュルレアリスム〜」のテーマに沿った展示がしてあります。今回は旧朝香宮邸内の展示は写真不可なので、図録を買って思い出を残しました。

16世紀の歴史的なファッションからアートに至るまでを、幅広く展示してあります。正直、どんな旧朝香宮邸に行くのが目的だったので、どんな展覧会か露知らず。ダリ、マン・レイ、ジョルジョ・デ・キリコ、マグリットの作品まで見れると思わずめちゃめちゃ嬉しくなってしまいました。何も考えず昔マン・レイ展で買った唇モチーフのピンバッチを胸につけて行ってしまいました。(少し恥ずかしい)

さて、下記8つのChapterに分かれて展示がなされています。

✒️Chapter1「有機物への偏愛」

●概要:人間って初期から動物の毛皮や植物を身につけてましたよね!※後日追記※
●感想:ライチョウもライチョウ付けてきたらびっくりだろうな笑

✒️Chapter2歴史に見る奇想のモード

●概要:※後日追記※
●感想:コルセット女性らしくて素敵 曲線美というか 痛そうだけど。纏足痛そう。


✒️Chapter3 髪へと向かう、狂気の愛

●概要:※後日追記※
●感想:小谷元彦さん髪の毛のドレス きもぴわるい。なるへそでも、死後の身体は腐敗するけど髪の毛は生前のカタチを留める。すげー人毛入れたブローチとか。
マルジェラのドレスとか髪の毛ですって言わなきゃめちゃおしゃれ!

✒️Chapter4 エルザ・スキャパレッリ 

●概要:※後日追記※
●感想:「ショッキングピンク」ってワードをエルザスキャパレッリが生み出したの?!すご。第二次世界大戦中なんで唯一帽子だけおしゃれがOKになったの?

✒️Chapter5 シュルレアリスムとモード

●概要:※後日追記※
感想:ダリがvogueの表紙描いてる!しいたけ占いだけじゃないのね!笑 ハンスベルメールこわ。
備忘録:ジョルジョデキリコ=ショーペンハウエルの思想に影響
気になったことば:
「美とは可食的なものだろう」(サルバドールダリ)
・シュールレアリスムとは”物体に本来備わる意味や機能性から対象物を引き離し、物そのものの存在に注目して”いくこと。
・ロートレアモン「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会いのように美しい」日常生活の中で私たちが無意識の内にも厳格に区別をして引き離して使っているモノのバリア・境界線を取っ払ってしまって先入観無しにモノを引き合わせると、そこには新鮮な驚きも生れると言う事です。 解剖台と言えば人間とか生物を乗せて切り開く事に限定された医療の厳粛な場所ですが、そこに普段なら絶対に持って来ない布地の縫製機械のミシンと、街中でよく目にする雨具の傘が置いてあるのは何とも不似合いで奇妙だと言う事です(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11207495541
気になった作品:マン・レイ「修復されたヴィーナス」

✒️Chapter6 裏と表

●概要:※後日追記※
感想:ここまでくるとメゾン・マルジェラの主張の強さとなぜ今こんな感じのデザインなのかが少しだけ分かってくる!ただつま先が二股にわかれてて、タグが後ろについちゃってる人気があるブランドじゃない!めちゃ攻めてるやん!こういうブランドの歴史を知って買っている人ってどれくらいいるんだろう…

次のChapter7より新館に移動になります!そして、新館からは写真OK

✒️Chapter7 和の奇想

●概要:※後日追記※
感想:花魁ってこんなに頭にブッ刺してたの?大変そう。架空の三流画家ユアサヱボシの略歴おもしろすぎ。

ブラゴーリみたい「つかだーーーーー」 ではない。

✒️Chapter8 ハイブリッドとモード 

●概要:※後日追記※
感想:最近よく見る。よく会う。

串野真也さんの作品で脚が止まります。なんじゃこれ。でも、目が離せなくなった。

なに、なにこれ
なに、なにこれ
え、めちゃかっこいい。
シマウマのパンツ、光沢がすごいかっこいい。お尻のラインも誰も履いてないのにセクシー。

理由が無くても美しい物はたくさんあると思うんです。でも、人間は何かしら理由を付けたい生き物じゃないですか。「何で」って。それが哲学に至ったりするんですが。そこに僕は理屈じゃなくて「良いものは単純に良い」と感じてもいいんじゃないかと考えています。

https://www.fashion-headline.com/article/12056
最後もやっぱり撮ってしまう。

展覧会を通しての感想

今回、庭園美術館に行って本当によかったと思ったのは大きく分けて3つ!

①やっぱり旧朝香宮邸が素敵だった
②知らなかったファッションの歴史とマン・レイなどのアートの側面からシュールレアリスムを知ることができた
③串野真也さんの作品に出会うことができた

特に串野さんの作品から、自分が「素敵だ」と思ったことを大切にしていることが素敵だと思った。あわせて、目の前にある素材の持っている魅力を引き出すことって大切だなと思いました。これは何にでも言えると思いました。本質を見極めよう見極めようとばかりしていましたが、単純に自分が目の前にしたものを素敵だなと思う部分を伸ばしたり活かしたりして企画やネタを作ってみたいなあというパッションももらいました✨「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会いのように美しい」という言葉のように当たり前や思い込みではなく、思いもよらぬ掛け合わせを楽しめる人生にしていきたいですな。

どうでもいいけど美術館に行って欲しくなったもの

1778年代ドレスすてき。それよりも建物豪華すぎやしませんか?!第一浴室素敵すぎて壁紙鼻血出る。今のモレスキンのノートが終わったら次はこれにしよーっと❤︎ 

あーずっとお笑いと映画とアートに触れている人生がいいなあ。
今日は集中できないので、これにて
以上。

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