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ブランカッチ礼拝堂 -細部の魅力

Buongiorno, 日本よりフィレンツェに戻りましたガイドのチヅです。

先日も少しお伝えしましたが、
サンタ・マリア・デル・かルミネ教会内にある
ブランカッチ礼拝堂が修復中につき、
足場が設けられています。

なので、足場のある今だけのチャンス!
頭上に位置するフレスコ画に近づいて観る事ができます!

近づいてよく観ると
生き生きと細部、表情、建物、自然、、、
とても細かく描かれているのが分かります。

魚を捕らえる聖ピエトロ

例えば、マザッチョが描いた「貢ぎの銭」では、
聖ピエトロが魚の口を大きく開いているのが分かります。
この中から出て来たお金をローマ帝国の役人に税金として支払うシーンなのですが、
お魚さんが大口を開けている様子を観察するのは私も初めてでした。

他にも、フィリッピーノ・リッピの自画像部分。

こちら側を向いたフィリッピーノ・リッピ

マゾリーノが描き、背景はマザッチョが担当をした
「タビタの復活」の建物の窓には、
虫籠や猿が小さく描かれています。

奥にはマザッチョも顔を見せています。
一緒に描かれているのは、
マゾリーノ(もしくはロ・スケッジャ)、
レオン・バッティスタ・アルベルティ、
フィリッポ・ブルネッレスキ、
ルネサンス芸術家が揃います。

奥でこちらを向いているのがマザッチョ

他にも沢山ここでは説明しきれない細部の魅力が溢れてます。
是非これは本物を観るのがおすすめです。

マザッチョによる「楽園からの追放」(部分)

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