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森美術館「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」

こんにちは。東京から絹美です。
森美術館で開催中の「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」へ行ってきました。
6人からなるアーティスト集団Chim↑Pomが
今まで取り組んだプロジェクトたちが展示されています。


展示室に入った途端、感じたのは「結構、攻めてる」ということ。
社会問題をはじめとする各テーマに
アートという手法を使って、
強く主張し、時には提起しているプロジェクトばかりでした。


印象に残ったのは「Don’t Follow the Wind 」
福島県の帰宅困難区域で
現在もなお、開催中の国際展を紹介するセクションです。

一般の人々は実際に訪れることができない展覧会。
展示についての紹介文やそこに流れる音声を聞いて、
見学者はその展覧会を想像することしかできません。

いつもと同じに見える東京の景色を見ながら、
心が揺れ、再び東日本大震災の頃の記憶を引っ張り出す。
年月はたっても、まだまだ日常に戻れない方に思いを馳せたり…
モヤモヤするとはちょっと違いますが、重みのある不思議な経験でした。
(うまく言葉にできないです…。ごめんなさい)


他にもオレオレ詐欺、ゴミ問題から原爆、原発などなど、
テーマが深いだけに、消化できない部分も…。
個人的には誰かと意見や感想を交換しながら、
少し時間をかけて見たい展覧会だと感じました。

会期は5/29までです。




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