「ポートフォリオサイト」とブログ
展覧会が近付くと、やたらブログや新しいSNSを始めたくなる。ついつい選挙の「最後のお願い」みたいに宣伝のダメ押しをしたくなる癖がある。
最近、「ブログ」を始めようかと試行錯誤している。
例えば、
知り合いが何人かやっていて、以前にも勧められた某原生生物名無料ブログは3日程でやめた。藪から棒な友達申請やしつこいゲームの勧誘、やたらギラギラ動く広告などの水に私は合わなかった…。
tumblrは活用法がまだよくわからないけれど続けている。
あとは無料ブログの比較サイトを見て唸ったりする程度。なるべくすっきりした画面が良いけれど、そういうサービスにかぎって画像があまり載せられないなど、なかなか難しい。
結局自分は何がしたいのか。考えをこの時点でまとめてみた。
1.自分の作品画像をとにかく載せたい。
2.日常の雑多な記録は多分いらない。年に数回、展覧会の宣伝とその間に申し訳程度の回数で制作過程の写真と少しの言葉を載せられたらそれで十分。
この2つができればいいと今の時点では思った。まとめるとこれは、いわゆる「ポートフォリオサイト」ではないかと気付いた。
ざっくり言うと、毎年作品の写真をプリントアウトして作り続けているA4サイズの作品ファイルの中身を、ウェブ上に作るということかと解釈している。それも機械的にただ写真を羅列するよりも、作家の作風をサイトのつくり自体に生かすようなものが理想的なのだろう。画像とほんの少しの文言を載せることだけだったら、楽しい作業だろうと思った。(もうブログから離れている)
よく考えたら自分は、日常の日記のような文をSNSで書くよりもずっと、自分のウェブサイトをいじる作業の方が楽しい。
ただここまできて、展覧会で新規のお客様を呼ぶという最初の目的にポートフォリオサイト「だけ」で対応できるのかというと悩ましいところである。
やっぱり「ブログ」をやった方がいいのか…。