夏の終わりの救世主 ワインと美術の探究室 [準備室/été]
2022年から始まることになる、「ワインと美術の探究室」。そのきっかけとなったのが、2021年の夏にふいに開催されることになったこのアペロ会でした。数回続いたのち、これはもうテーマを掘ってサロン開催にするしかないと決心するまでの、いくつかの夜を順不同で残していきます。
Le 28 aout 2021 La première touche pour découvrir le vin
スターターの桃と生ハムには、ロゼ。
トゥレーヌの山羊のチーズ、サント・モール・ド・トゥレーヌには、シノン シレーヌ2018 シャルル・ジョゲ の赤。
ジュラ山脈特産のコンテチーズ Comté には、JURAのL’ETOILE の白。
特注の桃のタルトに合わせたのは、ロゼダンジュ。
アンジュはフランス三大ロゼワインのひとつだそう。
甘めのロゼに優しい桃の甘さが合います。
色のペアリングも美しい。
初めてワインって楽しいと感じた夜でした。
ペアリングの大切さ。
本職はフォトグラファー、イラストレーターと多才なえりこさんの説明は、物語みたいで聞き入ってしまいました。
ワインって歴史も地理も文化も包括していて深い。
テロワール
なんだか楽しい。
この日の服の色も偶然夕日カラーでした。
私自身、フランスに関する仕事もするし、留学中はもちろんワインは飲んでいたけれど、基本ワインにはそこまで興味はなかったのです。
なかったというか避けていたのかもしれません。
というのは、これまでワインについて語る人で魅力的な方にあったことがなかったからです。
偏見かもしれません。
しかし、往々にしてワインを語る人には決まって、そこはかとないスノッブさ、浅さ軽さ、を感じ、少し軽蔑していました。
ですので、それについて語ると自分も同じになってしまうという勝手な縛りがあったのかもしれないです。
しかしその概念を根本から覆してくれる救世主に出会いました。
彼女のインスタからは、美しさと同時に知性も感じました。
これまで見てきたワイン好きという人種とは全く別の、ワインに対する愛でした。
この方とアペリティフを共にしてみたい、これまでにない好奇心が芽生えた夏の終わりは、ワインへの探求の始まりでもありました。
Salon Pencake works|ワインと美術の探究室 https://note.com/terracotta15/m/m55d7a29216ed
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