【初めての飲食店開業】創業期の飲食店における販促戦略は●●が大事【約5分で読めます】
飲食店を取り巻く環境は、日々変わっています。他の業界に比べて変化の少なかった飲食業界ですが、新型コロナウィルスにより一気に変化が加速しました。
毎日新しいものが世に出てくる時代で、お客様の購買行動も変化していますが、これから飲食店を立ち上げようと思う方にとって、「どうやって集客したらいいんだろう?」「どうやってお客様にうちの料理を食べてもらったらいいんだろう?」という悩みが創業期には大きく立ちはだかります。
そういった悩みを解決し、店舗運営を進めていくためには、「情報」に対する正しい考え方を持つことが必須です。
今回の記事はそういった創業期の販売戦略の中で特に重要な「情報」にフォーカスを当てて解説していきます。
創業期は「認知」が大事
いわずと知れた、Appleの生みの親であるスティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。
いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、無いのと一緒
素晴らしい料理やテーマを思いついたとしても、知ってもらわなければ購入の選択肢にも挙がりません。
「すごい美味しい料理を作れるからお客様は来るだろう」という考えでは、新しいものがどんどん出てくる今の時代は生き残れません。もちろん、口コミで広がるという考え方もありますが、口コミを広げるためには時間がかかり、受け身の販促になってしまいます。
ですので、創業期のお店こそ「認知」を取りに行く戦略が必要になります。
また、「認知」を取りに行くためには、お店の情報を露出する場所も重要になります。
例えば、どんなにいい看板でも、路地裏の誰も通らないところに出したのでは意味がないですよね?それと同じで、ターゲットとするお客様が多くいるであろう場所でお店の情報を出していく必要があります。
創業期飲食店の良くある間違い
とりあえず広告媒体を出してみる
創業期の飲食店でよくあるのが、営業に来たグルメ媒体や地域情報誌、ウェブサイトの作成をなんとなく良さそうだからという理由で始めてしまう事です。
創業期は限られた資金をどう使うのか?が重要になります。ですが、広告宣伝の知識が薄いがゆえに、必要のないところにもお金をかけてしまうのです。
短期的目線だけで販促を行ってしまう
販促戦略を考えるときに、目の前の売上だけを見て決めてしまうお店も多く存在します。もちろん、短期的な売上確保というのも重要なのですが、中長期的にお店の売上を上げていくためには、継続的な認知拡大と「ブランディング」が必要です。
「他のお店ではなく、このお店がいい」「このお店であれば、誰と行っても安心」こういった自社がお客様に持ってもらいたいイメージ付けをしていく事が長くお店を続けるためには大切ですが、短時間で構築できる物でもありません。
世の中の人は基本的に、「見ない、動かない、興味がない」状態で日々暮らしています。そんな中で自分のお店のPRを短期的に行っても、実際に知ってもらえるのは一握りの人だけですし、来てもらえた全員が再度来てくれるわけではないので、継続的な販促戦略が必要となります。
自分の知らないサービスは多くある
例えば、飲食店のネット予約サービスと聞くと、何を思い浮かべますか?多くの方は、ホットペッパーグルメやぐるなび、食べログ、ヒトサラ、Rettyなどを思い浮かべるでしょう。
これらのサービスはネット予約機能を使用するのに月額の費用が掛かりますが、実はネット予約機能を無料またはかなり安く使用できる「SELECTSTYLE」というサービスがあります。
また、無料で使えるテイクアウトのネット注文サイトも存在します。
大手のグルメ媒体は月額費用が数万円~数十万円かかる代わりに、広告機能とネット予約サービスの両方が使えますが、広告の部分はSNS、予約の部分は上記のような格安サービスを使用することで、費用を抑えながらも同じようなウェブ上の導線を構築することができます。
ここには書ききれないほどの様々なサービスがありますが、情報を集めていく事は、店舗運営をする上で、重要な要素の一つになっています。
最後に
元々、飲食業界はITやウェブ活用への変化が遅い業界でしたが、スマホ普及率が約90%の時代が来ていることで、変化をせざるを得ない時代になっています。
そんな中で、「ウェブは苦手だから」「ITはよくわからん」といったマインドセットでいると、損はしますが得することは一つもありません。
特に創業期の飲食店は、とにかく情報を集めて、情報という点で既存のお店と戦っていく事が重要になってくるでしょう。
この記事を読んでいる方の中で、神戸/姫路/加古川/明石/高砂/東播/西播/三木/加東/加西のエリアで飲食店の開業をお考えの方は、個人事業主/法人へ融資の相談やテナント探しのお手伝いを約10年行っているアートワン住地へお気軽にご相談ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?