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【初めての飲食店開業】個人事業主と法人、どっちの方が良いのか?

【初めての開業】個人事業主と法人、どっちの方が良いのか?

昨今、企業の終身雇用制が難しくなってきている状況で、新しく事業を始めようと考えている方が多くなってきています。

そういった方のお話をお聞きしていると、
「夢だった開業をしようと思うけど、個人事業主と法人設立とどっちがいいの?」
「個人事業主と法人で何が違うの?」
といった疑問を良くお聞きします。

今回の記事では、そんな悩みをお持ちの方に、個人事業主と法人のメリットとデメリットの大枠をお話ししたいと思います。


個人事業主とは?

”株式会社等の法人を設立せずに自ら独立して事業を行っている自然人をいう。法人事業主と対になる概念である。引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8B%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E4%B8%BB”

個人事業主のメリット
・手続きが簡単
個人事業は法人設立に比べて開業手続きが簡単です。税務署や都道府県税事務所、市町村に開業届を提出するだけですぐに開業できます。また、個人事業は基本的に費用もかかりません.
・税務申告が簡単
個人事業主になると、1年間の事業の収支を計算し、所得税額を計算する「確定申告」が必要になります。確定申告では「白色申告」と「青色申告」の2種類の申告方法があり、青色申告は控除額が大きく、節税メリットが大きいですが、複雑な記帳が必要になります。
白色申告は単式簿記という簡単な形式での記帳が可能ですが、控除額はありません。
・税金がお得
利益(所得)が少ない段階では法人より個人事業の方が税金は少なくなり、事業が軌道に乗るまでは個人事業で、利益が増えてきたら個人事業から法人化する事も多いです。

個人事業主のデメリット
・社会的信用が低い
個人事業主は比較的簡単に開業ができる分、法人に比べて社会的な信用度が劣ります。企業によっては、個人事業主との取引を避ける場合もあります。
・人材採用で不利
安定した雇用を求める方も多く、同じ条件の求人でも法人と個人事業主では法人の方が人材が集まりやすい事があります。
・利益が多いと税負担が重い
法人に比べて必要経費として認められる幅が狭く、利益が出るほど税率が上がってしまいます。


法人とは?

”法人は一定の目的を持つ個人の集団(社団)や一定の目的のために拠出された財産(財団)を意味する。引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E4%BA%BA#cite_note-kawakami134-1”

法人のメリット
・社会的信用が高い
法人は登記が必要で、会社法などの法律に基づいて運営します。よって、社会的な信用が高くなります。取引先の開拓や、事業拡大のために金融機関から融資を得る際などは、個人事業主より有利な場合が多いです。
・節税メリットが大きい
所得税と法人税を比較すると、法人税は累進性が低いというメリットがあります。また、個人事業主の場合は、収入から経費を差し引いた所得すべてに所得税がかかりますが、法人の場合は、一部のみを経営者の報酬とし、そこに所得税がかかり、残りの部分には、法人税が課税されます。
・資金調達が楽
法人の場合、財産管理が厳格で損益計算書と貸借対照表が作成されますので、金融機関も明確に融資判断ができ、資金調達の幅が広がります。

法人のデメリット
・設立に時間がかかる
会社設立の場合は、開業手続きに付随する作業や手続きは煩雑となります。株式会社の場合、登録免許税・登記簿謄本代など最低でも25万円程度かかります。
・赤字でも税金の支払いがある
法人に課される法人住民税は、資本金などをもとにした均等割部分がたとえ赤字であっても発生します。
・社会保険の加入が必須
法人は社長1人の場合でも、社会保険(健康保険や厚生年金)の加入が義務付けられています。従業員分の社会保険料の負担もあるため、従業員を雇用しているケースでは、人件費の負担が重くなります。

まとめ
上記以外にも、開業する業種によって、個人事業主でやるか、法人でやるかの判断基準は
変わってきます。
神戸/姫路/加古川/明石/高砂/東播/西播/三木/加東/加西のエリアで開業をお考えの方は、個人事業主/法人へ融資の相談やテナント探しのお手伝いを約10年行っているアートワン住地へお気軽にご相談ください。

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