【初めての飲食店開業】法人でも個人事業主でも経営理念を決めましょう！
このコロナ禍において、起業を考えている人が増加しています。日本では開業数が廃業数を上回っている状態ですし、アメリカでは過去最大数の開業数だそうです。
起業する際、資金やサービス面などは皆さん深く考えるでしょう。しかし、その事業を長く続けるためには、「どんな人に向けて、どんな思いで事業をしていくのか？」を誰にでもわかるように確立しておく必要があります。
これが経営理念になります。
今回の記事では、この経営理念について解説していきます。
▼経営理念とは？
経営理念とは人によって考え方が違いますが、多く共通しているのが「最終的に実現したい到着地点を表すもの」です。
経営陣がどんな思いで、どんな価値観で、そんな存在意義があるのか？これを従業員または顧客へ伝えやすくするためにも経営理念の設定は必要です。
個人事業主でも自分一人でビジネスをやっているわけではないと思いますので、経営理念を設定しておくことで、協働者へ想いや方向性を伝えやすくなります。
▼経営理念を構成する要素
経営理念を作る際には主に下記の観点を取り入れることが多いです。
ミッション
自分たちが、世の為、人の為に「どのような価値を提供していくのか？」という指針。世の中へ貢献したい、自分の強い想い、会社の存在意義を表した基本的な考え方のこと。
ビジョン
自分たちの企業価値を明確にし、将来のあるべき姿や見通しなどの未来の姿を現す指標。
バリュー/カルチャー
ミッションやビジョンを実現する為に、企業を構成する一人一人が持つべき考え方や価値観のこと。
上記の3つを考えることで、自分たちの考えや動き方に一貫性を持たせることができ、協働する人や従業員同士の強いつながりを作ることもできます。
また、これ以外にクレドや社是、スローガンなど表現の手法は複数あります。自社にあったものを選びましょう。
▼経営理念の事例
日本KFCホールディングス株式会社
ユナイテッドアローズ
NTTドコモ
例で挙げたいずれの会社も経営理念、企業理念を基に、スローガンやビジョンを設定しています。
経営理念はミッション、ビジョン、バリュー/カルチャーの形にとらわれず、自分たちが表現したい方法で表現することでより人間味を帯びた内容を作成することができます。
▼最後に
今回は経営理念について簡単に解説してきました。
必ずしも経営理念がないといけないというわけではありませんが、あなたの事業を長く続けるためには必要な要素でしょう。
実際、経営理念の有無が利益の差を生んでいるというデータも存在しています。
経営理念は短時間ですぐに考えられることではないので、これから起業を考えている方は、日々の生活の中で感じた事や自分の想いを貯めておくことが大切です。
ここまで読んでくださった方の中で、神戸/姫路/加古川/明石/高砂/東播/西播/三木/加東/加西のエリアで開業をお考えの方は、個人事業主/法人へ融資の相談やテナント探しのお手伝いを約10年行っているアートワン住地へお気軽にご相談ください。
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