あーさー

140字じゃ足りないアレやコレを書き殴る。

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覚めない眠りに夢を見る話

死とは覚めない眠りである ……って言葉は、いつどこで聞いたのか読んだのかも忘れてしまったのだけれども、今でもずっと残っている言葉で。 それなら私は、眠り続けていたいと思った。 端的に言うならば、死にたいと願っている。 それでも惰性で息をしている。 希死念慮と共に生きている。 ……否、生きている、は不適切だ。 生きてしまっている、哉。 どうしようもない希死念慮とか、それと同じところで思う「生きててよかった」とか。 覚めない夢を見る為に、吐き出そうと思う。

    • 死後のことを考えてみた話

      常日頃から「死にたい」と言えど、死に切れる保証もないからと未だに実行に移せていないのは如何なものかと思いつつ、死後のことを考えてみる。 或る人は、天国か地獄へ往くと云う。 或る人は、黄泉の国へ往くと云う。 或る人は、何も無いと云う。 或る人は、未練があればこの世に留まると云う。 或る人は、何かに生まれ変わると云う。 何をどう信じるかは個々人の自由であるのだけれど、信じたそれが事実かどうかは分からずじまいだ。 死んだ後にどうであるか伝える術はなく、知りようがないのだ。本当は

      • 祖父が死にそうな時、パウンドケーキを焼いていた話

        母方の祖父は、ここ数年腎臓を悪くしていた。 世界が様変わりする前から入退院を繰り返していた。 透析を続けていれば、良くはならなくとも悪くはならない。 そう聞いていたのだけれども。 祖父と同居している叔母から母に電話がかかってきた。 漏れ聞こえる叔母の声は震えていて、応える母は目頭を押えていた。 もっとずっと先だと思っていた日がもう近いのだと、妙に冷静な頭で考えていた。 ――今回は、そんな話。 なんか無理そうかも、と予感がしたら閉じてくれ。 読み進めるのは自己責任で。 戻る

        • 夏が来ると死にたくなる話

          現実的で行動的な話ではなく、思考的で概念的な話だ。 私は、夏が嫌いだ。 モチーフとしての夏は嫌いではない。 風鈴、金魚、祭り、花火、西瓜、向日葵、海辺、蛍、エトセトラエトセトラ。 そういったものは寧ろ好きなのだけれど。 抜けるような青い空 波打つ大きな白い雲 照り付ける太陽の光 生を謳歌する蝉の声 ……というような、如何にも「夏です!」という「空気」が嫌いなのだ。と思う。 ――今回は、そんな話。 なんか無理そうかも、と予感がしたら閉じてくれ。 読み進めるのは自

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        覚めない眠りに夢を見る話

          スカートとピンクと女の子らしさと呪いの話

          小さい頃、「女の子らしく」するのが嫌で、スカートとピンクを拒絶していたことがある。 「女の子」として扱われるのが嫌で、一人称を「俺」にしたし、綺麗な言葉遣いではなく荒っぽい言葉遣いを意識的に使った。 ささやかな、けれど確固とした抵抗は、長い間母を煩わせ、今でも尾を引いている。 ――今回は、そんな話。 なんか無理そうかも、と予感がしたら閉じてくれ。 読み進めるのは自己責任で。 戻るなら今の内だ、心の準備はよろしいか? ………✂………✂………✂………✂………✂………

          スカートとピンクと女の子らしさと呪いの話

          目が覚めると絶望する話

          眠りから目が覚める度、陰鬱とした気分になる。 「今日も生きてしまっていること」に絶望する。 死ぬだけの勇気はないけれど、世界か私か、終わっていてほしかったと希求する。 ――今回は、そんな話。 なんか無理そうかも、と予感がしたら閉じてくれ。 読み進めるのは自己責任で。 戻るなら今の内だ、心の準備はよろしいか? ………✂………✂………✂………✂………✂……… 私は夜に眠るのが得意ではない。 ので、朝に起きるのも苦手だ。 (一時期心療内科に通って睡眠導入剤を服薬していた

          目が覚めると絶望する話

          自己肯定感を爆上げする為にお菓子を作る話

          多分、幼い頃はそんなことなかったような気がしないでもないのだけれども。 私は、自己肯定感が低い。 と、思う。 「私ならもっと出来る筈」 過剰な期待に基づく現実への過小評価の積み重ねが、過不足なく適切に自ら己を肯定する行為を下手にしたのではなかろうか。 ……なんて分析もどきはさして重要ではなく。 今現在、自分を是するより非する方が圧倒的に多い。 「生きているだけで偉い」と褒め称えてみたところで、「そもそも生きている価値がない」と蔑むのだから、今更どうこうできるもので

          自己肯定感を爆上げする為にお菓子を作る話