見出し画像

はじめての仕事で得た仕事観の話。

アンニョンハセヨ、hrkです。

いつも韓国語関連の投稿をしていますが、今回は私が業種関係なく仕事上大事にしていることについてお話していこうと思います!



バイト歴


大学1年生の夏から大学院に進学するまで、長期バイトとしても短期バイトとしても様々な仕事をしてきました。


・和菓子屋
・模試の試験監督
・模試の採点
・旅館の清掃
・医療事務
・百貨店の催事
・韓国語講師①(学院勤務)
・韓国語講師②(在宅勤務 ※上記とは別会社)
・留学支援会社

転々としているように見えますが、基本的にはこの中から複数個掛け持ち(最大4つ)していて、毎週末6連勤でした😂

基本ベース和菓子屋、平日は授業前後に旅館清掃、医療事務。
単発で試験監督、催事の間はそれを多めにやったり、です。

ちなみに現在は大学院生をしながら韓国語講師②と留学支援会社を掛け持ちしています。



その中でも、勤務していた和菓子屋は京都の老舗で、働く前から店名は知っていました。

大学生になって大学生活にも慣れてきた頃、バイトを始めてみようと思い「あの和菓子屋さん募集してるかな」とHPを見たのが始まりです。


まず、2015年6月~2017年2月まで勤務した後、留学で1年間休ませていただいて、帰国後から大学卒業までの2018年3月~2020年3月までお世話になりました。

ゆくゆくは韓国に留学するつもりでいたので、副業もしやすいし辞めやすいという理由から、かねてから掛け持ちしていた医療事務のほうに就職することになり退職。

医療事務をしつつ、韓国語講師の仕事も始め、緊急事態宣言中も元気に働いていたんですが、まぁいろいろあって医療事務を退職。

韓国語一本でやろうと思っていたんですが、金銭的に厳しく、もう一度和菓子屋で働きたいと申し出て出戻りしたという感じです。

大変ありがたいことに、和菓子屋の社長も従業員の方々もわたしの夢を応援してくれていて、「2,3年で辞める」ということも理解して頂けて、2021年4月~2023年7月まで勤務しました。


なので、勤続何年!!というわけではないんですが、合計約6年お世話になりました。



自分でもすごいなと思うのが、面接の時点では和菓子好きじゃなかったんですよね・・・。

圧倒的洋菓子派で、和菓子は強いて言うならみたらし団子は好きでしたが、あんこは好きじゃなくて、抹茶もだめでした。


が、なぜかここに惹かれて応募して、


面接受けてその場採用され、


以後一番長くお世話になるだなんて全く思いもしませんでした。




学び①:接客


「接客」ときくと、当時のイメージは

「いらっしゃいませ~」
(商品)ピッ、ピッ、ピッ
「お会計〇〇円になります」
「ありがとうございました~」

だけだと思っていました。


もちろん間違いではないです。

が、実際にはもっと多くのことが関わっていました。


この店はやはり老舗なだけあって常連さんが大勢いらっしゃったり、観光地にあるので旅行客の方がいらっしゃったり、地元の方が来られたりと本当にたくさんの方が来られたんですが、その方一人ひとりにあう接客術があります。


最終的に私が接客しながら考えていたことは、


・一般客 or 和菓子作り体験教室のお客様 or 団体客
・欲しい商品があって来店 or 興味本位で来店
・自宅用 or  贈答用 or 発送
・何を求めているのか
・(渡すなら)どんな方か
・何が好みか
・店内を見ている間ほっといてほしい or 積極的に話してほしい
 
上記【お客様メインで考える事】+【今自分たちが売りたいものは何か】

これらを全考慮して接客していました。
ほぼカウンセリングですよね(笑)


でもこれを考えながら接客をして、考え2つがビタッとはまったときはお客様も喜んでくれて、こちらも売りたい商品が売れてやり甲斐を感じることができました。




学び②:笑顔でいること


これは本当に・・・大事です。

自分が接客業を始めてからより思うようになりましたが、笑顔の店員さんとそうでない店員さんなら、そりゃ前者のほうが買い物をしていて気持ちがいいし、また来ようって思えます。

これも当初は対面だけの話だと思っていました。


でも対面だけではなくて、電話口でも同じだということを知りました。


ある日お店に電話がかかってきたのでいつも通り対応していたのですが、電話が終わった後に大ベテランのパートさんから


「電話でも同じように笑顔で、少し声のトーンあげて喋ってみ、印象変わるから」


とご指摘いただきました。

丁寧にさえ話しておけばいいと思っていた自分にとっては全く考えが及ばなかったことです。


電話であっても、目の前のそのお客様がいるように笑顔で、声のトーンをあげて話すこと。

以降これを意識し続け、いいなと思う電話対応はどんどん真似していきました。

結果、最後のほうは上層部からも「すごく丁寧な電話応対やね」と褒めていただき、苦手だった電話対応にも自信をもてるようになりました。


未だに苦手っちゃ苦手なんですけどね😂




学び③:責任感


これも・・・わたしにとっての史上最大の失敗から得た学びです。


和菓子屋では、和菓子の販売に加えて「和菓子作り体験教室」を開催していました。

その予約管理も業務の一種で、慣れた手つきで予約処理をこなしていたんですが。

水曜定休のA店舗での予約を、私の働くB店舗で予約を受けてしまい、その予約日が水曜日。

お客様は当然A店舗に行かれたんですが、もちろんA店舗は水曜定休。

その連絡をうけて顔面蒼白ですよね・・・


この時わたしは入って2,3か月のいわば「新人」。

まわりも「気にしなくていいよ!こっちがカバーするし、これから気を付けよう」と言ってくれました。

でも、その予約を取ったのは私で、処理して、予約成立です、という案内をしたのも私。

すべて私の責任でした。


あの時ちゃんとチェックしていれば防げたことを、自分は流れ作業のようにサササーとやってしまった。結果こうなった。

こういうことがあると、会社の看板にも泥を塗ることになる。


自分の業務ひとつで、お客様の時間・労力・思い出を奪ってしまうこともある。些細な事であってもそれが今後に大きく影響してくるから、たとえ慣れた作業・日常的な流れ作業のひとつであってもしっかり確認して、「この作業は今後こういう役割を持つ」「この仕事はこれの為に必要」というような根拠をもって仕事をする。
 
社内では新人・中堅・ベテランなどの階級や役職があるが、それはあくまでも「社内」での話。お客様には関係ない。その会社の一員として加わった以上は会社の看板を背負っている。特に接客でイメージが悪いと会社全体のイメージに繋がるから、「会社の顔」として今後もっといろんな繋がりができるように全力で接客をする


これが仕事観の根本になりました。

そして現在もそれを胸に勤務しています。


接客の「せ」の字もしらない私に、一から接客とは何かを教えていただき、日々実践して、失敗して、学んで、実践して、成功して、学んで・・・本当にたくさんのことを教わりました。


また接客を学んだからこそ、自分がお客さんの立場になったときは店員さんに丁寧にしようと思えたり、忙しそうならその仕事が一段落したであろうと気を狙って声をかけたり。

より気を配れるようにもなれました。

そして自分自身明るくなったような気もします。


自分が笑顔なら相手も笑顔になるし、相手が笑顔になってくれたら自分も嬉しいし、また笑顔になって、というようにいい連鎖が続きます。


人見知りで普段はあまりしゃべらないわたしが、接客めっちゃ楽しいなと思えたのは、ここで働いたからこそです。


本当に感謝しかありません。





ということで、今回は自分の仕事観についてのお話でした🌻

接客業に従事している皆々様…毎日本当にありがとうございます!!!
今日もお疲れさまでした☕🫖


#はじめての仕事


この記事が参加している募集

はじめての仕事

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?