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秋から冬へ

彩り豊かな嵐山の山並みから少しずつ葉が落ちてゆき、
嵯峨野は冬を迎えようとしています。

嵯峨校では、本科の年間の集大成、
着物の制作が進行中です。

着物を織るためには、
まず生徒さん各々がイメージをふくらませ、
デザインをします。
デザインに添うように、糸に色を染めて、
着物が織れるように、経糸・緯糸の準備をしていきます。


枠上げ:染めた糸を木枠に巻く


大管巻き:木枠から大管に糸を巻きかえる


整経:大管から糸を引き出し、経糸の本数と長さを揃える


経巻:経糸の張りをそろえて、ちきりに巻く



経継ぎ:以前織っていた経糸に新しい経糸を繋ぐ


染めている時、
糸を準備している時、
織り始める時。

想像以上のものが現れて感激したり、
想定外のことが起きて驚いたり、
全てが一期一会です。

さまざまな色と、感情とともに、制作が進みます。


今年も残りわずかとなりました。
みなさま良いお年をお迎えください。




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