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経営戦略が興味をひきつけるわけ

こんにちは。今日のトップ写真は、先日出かけた小田原の、駅近くにあったローソンです。小田原の城下町の雰囲気を再現した通りになっていて、それに合わせた外見になっていて、足を止めて写真をとらずにはいられませんでした。

経営戦略について

以前、戦略ってなんでしょうね、という題の記事をあげました。その内容と重複する形ではありますが、戦略というものをもういちど定義しようと思います。すなわち戦略を立てるというのは、「勝ち負け」が存在する領域において「勝ち」を手にするという目的のために、制約のある資源の配分方法や運用方法を決めること、であろうと考えています。戦略を立てる際に認識すべき点として、①「勝つ」ということの意味を定義することで「効率性」に意味が付与されること、また②制約という概念から、より効率性の高い選択肢を取っていくという「優先順位」の考えが生まれる、この2点があると私は思います。

戦略について自分の頭で考えてきたことを忘れないようにするためにも、自分が戦略について重要だと考えている点をnoteを通して文書化して残そうと思いました。

経営戦略やマーケは人気である

私は商学部に属していて、戦略やマーケに加え、会計やファイナンスも手を出せる、そういう学部です。で、自分の大学のゼミ人気ランキングのようなもので、いつも戦略やマーケティング系のゼミが上位にヒットします。つまり、経営戦略やマーケとは、それだけに学び手にとって関心を引きやすいものであるわけですね。そこでここでは、なぜ経営戦略が関心を引きやすいか述べていこうと思います。

企業という実体を持って戦略を考えられる経営戦略の魅力

さきほど、戦略において重要な点として①と②の2点をあげました。経営戦略が面白い理由の一つに、企業を主体とする経営戦略においては①と②を実体のあるものとして議論がしやすいというのがあると思います。①について、企業にとって「勝ち」というのは収益を上げ存続すること、そして同時に世の中に価値をもたらすことであると想定でき、ある程度これは一般的であるかと思います。「勝ち」を測る成果物は売上や収益といった形で数字に表すことができ、この、企業という対象が持つ「勝ち」のわかりやすさがある種私たちを惹きつけているのだろうと思います。収入や価値提供として誰でもわかる第1段階の「勝ち」の定義をしましたが、その次にはそれぞれの企業独自の第2段階の「勝ち」の定義をすることになります。その方法は、誰にどのような価値を提供するかというマーケティングのSTP、またどのKPIを売上や利益のすぐ下に設けるかを決めること、これらがあげられます。この第2段階をすることによって「勝ち」の意味が定まって「効率」の意味がより明確になります。

「勝ち」を定めるという①の議論を説明しましたが、これに対し②の段階で、人材や時間、資金、情報といった制約のある資源を、①の「勝ち」に対し効率的な方法によって配分します。第2段階の「勝ち」の意味づけを先にする考えを前の段落で紹介しましたが、限られた自社の資源の状態を根拠にして、売上や価値提供という誰もがわかる第1段階の「勝ち」から、独自の第2段階としての「勝ち」に落とし込む、という工程もありうるでしょう。

議論の一番最初にシーズがあるのか、それとも顧客のニーズがあるのか、どちらが良いのかが私の中では「鳥と卵」的になっていて、理解が甘いところがあるようです。勝ち負けのある「競争」の起こる環境の中で「勝つ」ために資源を組んでいくという、ある種こう本能をくすぐる戦略という営みを、企業という「対象」をもって考えることができる。これが経営戦略が魅力的である理由だろうと結論しておきます。そう結論しようとしながら、企業が戦略を立てる工程というのを自分で説明しようとすれば難しく、それだけに奥深く、奥深いからこそ面白いのかもしれません。この後もこの1つの記事でまとめて書くことがありましたが、書いて消してを繰り返すうちに1時間半もたってしまったので、別の記事で述べることにします。今日は読んでいただきありがとうございました。

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