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感情に気づくことの重要性

こんにちは、めとです。

今日はタイトルにもある通り、「感情に気づく」
ということについて話して行きたいと思います。

感情に気づくというと、抽象的すぎてよく分からないという人もいると思うので、少し間口を狭めていうと、


「自分の苦しみに気づく」ということです。


そう言うと「自分の苦しみなんて分かってる!」という声が聞こえてきそうです。

たしかに、人はみんな生きている限り、多かれ少なかれ「苦しみ」を持って生きています。

それに気づかない人はいないでしょう。

しかし、「なぜその苦しみが出ているのか」について考える人は少ないと思います。


単刀直入に言うと、苦しみなどの感情が出てくる理由は

生きるのに必要だからです。

生物には「自然淘汰」というシステムがあります。

「種の起源」で有名なリチャード・ダーウィンが説いた自然淘汰説で有名ですが、自然淘汰を簡単に言うと、

厳しい自然環境が、生物の進化に方向性を与えるという、自然界のシステムです。


つまり、自然環境に適応できない身体の機能を持つ生物は淘汰されていくので、現時点の自然環境に適応できる生物のみが生き残ります。

そうなることで、生き抜くために必要な身体の機能のみが残り続けるということです。

※環境が変われば、身体的機能が変わらない個体は、自然に淘汰されていきます。

キリンが分かりやすい例です。

昔、キリンは首が短かったのですが、ある時、突然変異で首の長いキリンが生まれました。

首の長いキリンは、高い木の葉っぱを食べやすかったり、その時点の環境に有利だったので、その個体の遺伝子が残り続けました。

そうして首の短いキリンは淘汰され、今は首の長いキリンのみが生き残っています。

つまり、何が言いたいかと言うと、
人類がここまで生き残っていて、「苦しみ」という感情が淘汰されていないのであれば、それは身体にとって必要な機能だと言えます。


ここまで知ると「苦しみ」という存在が少し浮き彫りになってきたかと思います。


しかし、我々の多くはこの「苦しみ」を忌み嫌い避けようとします。

苦しいと最悪「死」に繋がる可能性があるので、その防衛策として脳内でストレスホルモンが出るので苦しみを避けるのは当然の反応だと言えます。

しかし、その苦しみという存在を「受け入れる」か「受け入れない」かの選択が自分を成長させるかさせないかの大きな分かれ道になるような気がします。


もちろんこの世は自由なので、苦しみを受け入れないという選択もあります。

しかし自由であるからこそ、不平等であり、差ができます。
環境に適応できないのであれば、自然界の掟で淘汰されるだけです。

そして、悲しいことに一定数は環境に適応できない個体も必ず存在します。

その生物の多様性こそが、生物という種を残すシステムとして存在しています。

今の環境ががらりと変わっても、多くの多様性があれば、ある個体は淘汰されても、違う特徴を持つ個体は生き残れるので、種として生き残れる可能性が上がります。


この不平等であるからこそ自由な世界で、「苦しみ」に対してどう捉えるか、今一度考えてみると面白いかと思います。

そして苦しみを含めた感情が、あなたにとって必要であることを再認識していただけたら幸いです。



【おまけ】
僕は、この世はフラクタル構造のように同じような構造が大小続いてると想定しているので、人間の多様性があるように動物の多様性、さらには植物含めた有機物の多様性があり、それらは地球としての個体の一部だと思ってます。

そして地球と地球外生命体もまた多様性の一部であり、この宇宙にも多様性があり..とよく妄想してます。


おわり。

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