銀河鉄道999 ドルビーシネマ版
1979年公開をリマスター
この映画は1979年(昭和54年)公開の劇場版アニメを、4KHDリマスターされたもの。43年前の映画が、最新の技術でリストアされて現在に蘇った。
当時は私は中学生。銀河鉄道999のTVシリーズは毎週楽しみに見ていた。しかし劇場版は残念ながら見ていない。
ゴダイゴによる主題歌は大ヒット。この曲は大好きで、今でもカラオケを歌うときには必ず選曲してしまう。
1979年の日本公開映画を調べてみると、「Mr.BOO」「ゾンビ」「戦国自衛隊」「ルパン三世 カリオストロの城」などがある。
「ディア・ハンター」がアカデミー作品賞、「復讐するは我にあり」が日本アカデミー作品賞を受賞している。
銀河鉄道999は日本アカデミー話題賞を受賞した。
ドルビーシネマ
今回上映されたのがドルビーシネマという上映方式。これがいままでとどう違うのか。
実際に鑑賞してみた感想だが、ドルビーシネマは黒が本当に黒い。暗転するシーンでは真っ暗過ぎて不安になるぐらいだ。
音に関しては、列車が左後ろから近づいてきて目の前を通過する、というような表現がされていて臨場感がハンパない。
青春映画
星野鉄郎は機械の体を手に入れるために、銀河鉄道に乗り旅をする。その先々で様々な人と出会い、様々な出来事が起こる。TVシリーズだと各エピソードが楽しめるが、映画だと上映時間の関係上、どうしても駆け足になってしまう。それでも、鉄郎が少しずつ成長していく様子が楽しめる。
なかでも、クリスタルガラスの体をもつクレアとの淡い恋心が、私はとても気に入っている。
オールドファンとしては、トチロー、キャプテン・ハーロック、クイーン・エメラルダスが出てくる、それだけで胸アツである。今の若い人には海賊といえばルフィかもしれないが、我々の世代では海賊といえばキャプテン・ハーロックである。
最後に、エンディングがいい。鉄郎とメーテルとの別れ、城達也のナレーション、長い汽笛の音、からのゴダイゴのテーマソング。その歌の歌詞を聞くと、あらためて星野鉄郎の青春映画であると気づかせてくれて、心にしみる。
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