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弓の重さ

0からバイオリンを始めて3年経ちましたが、未だ出来ない事は山ほどあります。基礎的な事から体が硬いと言う事。すぐに力が入ってしまいます。
本日のレッスンでもまず体を前屈させて両手をダラリと床につけ頭を垂れてゆっくりと起き上がって行く所からです。ゆっくりと前屈姿勢からまっすぐに立って行き、最後に頭を持ち上げて釣り人形の様につるされている感じで体の力を抜いてゆくのです。そして弓を持ち弓の重さを感じて、その重さで弓を引いてゆきます。これがなかなか思うようにはなりません。すぐに肩や肘に力が入り、弓の持ち方まで影響します。手首はダラリとして指の第一関節はほとんど曲げてはいけないのですが、私は弓をつまむ感じで第一関節を曲げてしまいます。それによって小指が曲がらずまっすぐになってしまうので正しい持ち方になりません。

正しい持ち方になるためにはまず肩と肘の力を抜いて毛箱の重さを感じねばなりません。これがなかなか自覚しにくいのです。そのうえで弓の長さを実際より長く感じてまっすぐに引かねばいけないのです。これはなかなかなにつらいです。

弓は半弓・全弓をきちんと使い分けねばならないので、弓の真ん中に再びしるしを張りました。とりあえず蝶々を練習して半弓・半弓・全弓・半弓・半弓・全弓と練習してゆきます。曲のレベルが後退している様に思いますが、正確な練習をするにはまず確実な曲からです。

体を柔らかくし、肩・肘・手首の力を抜いてまず弓の持ち方を矯正し、半弓・全弓の使い方を確実にしてゆく事がこれからの音の良し悪しに大きく影響するでしょう。単調でつまらないようにも思えますが、楽しんでやって行こうと思います。続ける事がどんなに進捗が遅くとも大切であると思います。私も年齢や家庭の事情でなかなか思うように練習時間が割けなくなってきましたので、より頑張りたいと思います。

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