こんにちは。元銀行員 勤続10年、法人融資営業をしていた谷本と申します。
銀行での資金調達と一口に言っても、借入形式は様々です。
大きく分ければ、1年以下の短期借入、1年以上の長期借入。
短期借入の中でも、紐付きで行う手形貸付や、1年後一括返済の証書貸付、今は少なくなっていますが、手形割引など、用途に応じて形式は異なってきます。
プロパー融資や、保証協会付き融資など、保証の面でもそれぞれ条件が異なるほか・・
プロパー融資では、銀行ごとに特徴のあるパッケージが用意されていたり、保証協会付きでも都道府県、市区町村、保証協会独自の制度など、数え切れないほどの融資制度が存在します。
今回は、資金調達に際しての融資制度の選択の重要性についてお話ししたいと思います。
資金調達を考えている経営者の皆さまにとって気になるのは、
借入金額、期間、金利あたりでしょうか。
これらの希望条件を満たすためには、適切な融資制度の利用が肝要です。
しかしながら、経営者自身で制度を決めることは難しいです。
なぜなら、上述のとおり、この融資制度というのは種類が非常に多く、10や20といった程度ではないからです。
私が銀行員との交渉に際しては、具体的な融資制度についても依頼をするようにしています。
さまざまな融資制度があるということは、それだけ資金ニーズに沿った制度を用意しているといえます。
銀行の融資審査は資金使途に重きが置かれるので、御社の資金ニーズに適した融資制度があるはずです。
希望の融資条件に近づけるためには、融資制度の選定は非常に重要です。
銀行員が企業の資金ニーズと融資制度を照らし合わせて、適切な選定を行うはずなのですが、本当にこの選定を銀行員に丸投げしてよいのでしょうか。
私は、少し危険だと考えています。
融資制度について、しっかり覚えていない銀行員が少なくないからです。
この資金の利用目的は何なのか?
その使途をある程度指定できれば、銀行も保証付きの融資だったとしたら、保証協会も審査がしやすいです。
担当の銀行員に対してそこまで依頼をすることができたら・・
今よりもっと将来の調達について明るくなるかもしれません。
是非ご相談下さい。
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