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2020年9月の記事一覧
薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンス (IDSA)を読み解いていく -CRE編 その3-
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに先日、IDSAから公表された、薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンスについて、記事にしています。
この内容を少しずつ読み解いていくという内容で記事を書いています。
初回は、導入部分の抗菌薬に関するセクションについて、内容を
米国における注射オピオイド使用に関連した長期感染性心内膜炎死亡率:モデル研究。
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに感染症領域でも、治療が困難なものとして、感染性心内膜炎(IE)が知られている。
IE自体の疫学等は、日本循環器学会が公表している"感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年度版)に詳細が記載されています。
これに
薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンス (IDSA)を読み解いていく -CRE編 その2-
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに先日、IDSAから公表された、薬剤耐性グラム陰性菌感染症の治療ガイダンスについて、記事にしています。
この内容を少しずつ読み解いていくという内容で記事を書いています。
初回は、導入部分の抗菌薬に関するセクションについて、内容を
COVID-19パンデミックにおける薬剤師の世界的貢献 (日本以外。。。)
本記事は、主に医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
はじめに
先日から、何度か、COVID-19流行時に各国の薬剤師がどういう活躍をしているかの論評などについて記事にしてきました。
今回は、日本は含んでいませんが、COVID-19の流行下における、9カ国での薬剤師の活動などについてまと
重症患者におけるβ-ラクタム系抗菌薬の目標達成率の低下とその危険因子は?
本記事は、医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
今回は、重症患者(=ICUに入室するような重症患者)での、抗菌薬のPK/PDパラメータの達成率低下とその低下に関わる因子は何かを前向き研究で行った報告を読みましたので、この内容について少し触れていきます。
抗菌薬は、それぞれの抗菌活性、薬物
セファゾリンとエルタペネムによるサルベージ療法で持続性メチシリン感受性黄色ブドウ球菌血症を迅速に治癒が可能らしい
本記事は、医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
さて、今回は、感染症関連の雑誌に過去に掲載されていた論文の内容を記事にしていきます。
持続性メチシリン感受性黄色ブドウ球菌 (MSSA)血症に対してセファゾリンとエルタペネムによる併用療法で、治療が迅速に行えたという内容です。
タイトルの
COVID-19流行時における病院薬剤師の臨床研究での役割
本記事は、医療従事者向けに記載をしております。また、本記事の内容は、私の所属している施設などとは一切関係がないことを併せてご承知の上、記事をご覧ください。
先日から、COVID-19流行時の薬剤師の活動、役割等について触れてきています。
今回は、臨床研究にどう関わっているかというような内容の記事を学術誌に掲載されていました(論評のようなものです)。
COVID-19の感染拡大に伴い、各国、様
SARS-CoV-2流行時の薬剤師の重要な役割
先日は、COVID-19流行時の薬剤師の活動やフロントラインの職種なんだという論評を和訳したものを記事にしました。海外における地域薬剤師(いわゆる、保険薬局の薬剤師)および病院薬剤師のそれぞれの活動内容について、どういうことをされているかということがすごくよくわかる論評だったように思います。
今回は、米国(ニューヨーク)の教育病院(大学病院のような立ち位置と思われる)の病院薬剤師の活動について、
一般的な外来感染症に対する、抗菌薬治療の継続期間、2017年 (米国からの報告)
今回は、米国から報告されている、2017年における一般的な外来感染症に対する、抗菌薬治療の継続期間のデータベースに基づく報告についての論文を読みましたので、そちらを記事にしていきます。
日本国内でも薬剤耐性菌対策=AMR対策について、2016年4月にアクションプランが公表されてから、非常に話題となり、様々な取組がされています。
アクションプランは、AMR臨床リファレンスセンターに掲載されている
個々の患者におけるバンコマイシンの到達を最適化するための革新的なアプローチ
先日、米国で公表された、VCMのTDMガイドラインの改訂に関する内容を記事にしたところです。
その記事は下記リンクをご参照ください(是非見てください)
2009年に公表された、トラフ値を指標とするガイドラインの歪みというか、問題点というか、そういったところを払拭するためのようなガイドラインの改訂でした。改訂では、トラフ値を代替指標としては使用せず、何らかの方法を用いて、AUCを算出して、AUC
バンコマイシンのTDMガイドライン改訂版 (米国版)
2020年3月に公表 (パブリックコメントは昨年12月に募集)された米国病院薬剤師会などによるバンコマイシン (VCM)のTDMガイドラインの改訂版が、CIDにも掲載されています。
VCMのTDMを巡っては、2009年にガイドラインが米国で公表され、AUC/MICが臨床的効果の指標となるが、トラフ値を代替指標とするとし、目標濃度は10〜20 μg/mL (海外では10〜20 mg/Lと表記だが、
COVID-19を有する二重肺移植患者における血液透析によるレムデシビル代謝物1 GS-441524の除去
以前にレムデシビルの血液透析による除去について記事にしました。
この本文を和訳したものをアップしていなかったので、本日はそちらをアップします。
本文は上記リンクから無料で閲覧可能です(2020年9月18日現在、論文の様式での掲載ではありませんでした・・・)
Removal of remdesivir's metabolite GS-441524 by hemodialysis in a do
SARS-CoV-2流行時に薬剤師はどのように支援できるか?
先日、「COVID-19流行時も薬剤師はフロントラインの医療従事者である」という記事を記載しました。
薬剤師がCOVID-19流行時に、フロントラインの職種ではないと言われることもありますが、そうではないんですよという内容の論評でした。
今回は、アラブ首長国連邦の先生が書いた記事を読みました。内容としては、SARS-CoV-2流行時に薬剤師はどのように支援できるか?という内容です。3月に既に記
COVID-19流行時も薬剤師はフロントラインの医療従事者である
カナダの薬剤師が書いた、学術誌に投稿されている論評を読みました。
日本では、こういう報告はやはり知る限り見当たりませんね。
地域薬剤師の役割は一部海外とは異なる部分(ワクチンを打つなど)はありますが、能力のある薬局ではやっているような内容も記載されています。
病院薬剤師も、私が自施設で行っていたような内容が書かれていました。
学術的な内容も大事ですが、こういう部分を日本の薬剤師関係団体はも