IT 株が牽引役となり、ナスダック・S&P500 はザラバ・引値ベースで最高値!

アジア・欧州市場はまちまち。10 年債利回りが 0.70%台まで低下する一方、為替市場では 1 ドル 105 円台後半まで円安ドル高が進行。WTI 原油先物価格は 43 ドル台前半まで上昇。米国市場はまちまちで取引を開始。


寄付き直後、ダウが-100 ドル、ナスダックが+45 ポイント程度。金融・資本財など景気敏感株が売られダウを圧迫する一方、15 日から有料会員サービスを開始すると発表したウォルマートが逆行高。5G 対応の新型 iPhone について昨年と同水準の生産目標を示したと伝わったアップルも買われ、ナスダックはザラバベースの最高値を更新。9 時 45分、8 月のマークイット 製造業 PMI(確定値)は 53.1(予:53.6)。10 時、8 月の ISM 製造業景況指数 は56.0(予:54.8)で 1 年 9 ヶ月ぶりの高水準。7 月の建設支出は前月比+0.1(予:+1.0)%。キャタピラーやハネウェルインターナショナルなど資本財株への買戻しが広がり、ダウは程無くしてプラス圏に浮上。S&P500 はザラバベースの最高値を更新する。決算を発表したズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ビデオ会議サービス)が一時前日比で 40%を超える急騰となり、ナスダックは上値追い。11 時、ダウが+40 ドル、ナスダックが+100 ポイント程度。13 時、FRB のブレイナード理事が米経済は依然として財政・金融両面での支援を必要としていると発言。10 年債利回りが 0.67%台まで低下し、IT 株主導で全体は堅調に推移。前述のウォルマートの上伸も支えに、14 時半、ダウが+120 ドル、ナスダックが+145 ポイント程度まで上げ幅を拡大。

その他個別では、グラフィックス半導体の新製品を発表したエヌビディアが上昇。前述のズームの急伸を受け、週内に決算発表を控えるゼットスケーラー(ネットセキュリティ)やドキュサイン(電子署名)が上昇。一方、株式売り出しを発表したテスラが下落。引けにかけてアップルやセールスフォース・ドットコム (クラウドサービス )ら IT 株 が 上伸 し 、 全体 は 一段 高 。 結局 ダウは 28,645.66(+215.61)ドル 、 ナスダックは11,939.67(+164.21)ポイントで取引を終了。ナスダックと S&P500 は引値ベースで最高値を更新。出来高は概
算で NYSE が 41.4 億株、ナスダックが 36.7 億株。

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