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【旅の入り口】 ルーツをめぐる時間旅行のはじまり✨


たくさんの趣味を持つこのnoteの主でありますが、中でも「先祖探し」「ルーツ調査」については熱く語れることの一つです。

5年ほど前からコツコツと調査を進め、そのたびに一喜一憂してきました。

それはまさに時間をこえた旅。

この熱い思いをひとりの趣味として楽しむだけではもったいないという思いと、今後家族や親族に調査報告を兼ねて文章として記録を残しておこうという思いから、このテーマでnoteを開設することとなりました。

今日は私がルーツ探しを始めるきっかけとなったエピソードをお話しします。

わたしの背景

ルーツの話題に触れる前に、先祖から引き継ぎ今まさにその最前線を生きる私自身について簡単に自己紹介を。

昭和50年代生まれ。弟が2人、3人兄弟の長女として北海道で生まれ育ちました。

現在は実家のある札幌から離れ、年に1、2回実家へ帰省する生活を送っています。

両親、そして4人の祖父母も皆北海道生まれで、いずれの家系も明治時代に曽祖父母の代で北海道へ渡ってきたという背景があり、私自身は北海道移民4世ということになります。


私とそっくりの祖母、イケメンだった祖父

数年前の帰省時のこと。

父が古いアルバムを整理するとのことで写真一枚一枚をデータとして保管するため、スキャン作業をしていました。

「そういえば、古いアルバムをじっくり見たことがなかったな」

興味を惹かれてそのアルバムを開いてみると、哀愁漂う白黒写真、若かりし日の祖父母、幼い父と父の兄たちがおさめられていました。

そこには日常のひとコマ、お祭り、入学式、旅行などのスナップから、結婚式、葬式、戦時中ならではの出征前の集合写真など私の知らない世界が広がっていたのです。

祖母によく似ていると言われていた私。
若い頃の祖母は本当に私にそっくりで、自分自身がそこにいるような錯覚を覚えるほどでした。

そして祖父はというと、長身のお洒落な青年の姿がそこに!!記憶に残る晩年の祖父の面影はあれど想像以上のイケメン(?)だったのです。

ちょっと秘密の恋物語

それまで祖父母の若い頃の話を聞く機会はほとんどありませんでした。

それは両親と3人で温泉へ一泊旅行へ出かけた時のこと、まるで修学旅行の夜のカミングアウトタイムのごとく母が話し始めたのは、

「おじいちゃんとおばあちゃんの馴れ初めなんだけど…おばあちゃんの方がおじいちゃんへお手紙(恋文?)を書いたらしいよ」

という、家族にとってはのけぞってしまうような祖父母の恋のエピソードでした。

母がそれを聞いたのは親戚のおばあさま(私の父の従兄弟にあたる本家の長女で祖父母が可愛がっていた姪)からだといいます。

祖母が亡くなった後こっそり嫁である母にそのエピソードを教えてくれたのだとか。

そしてそれを聞いた母は誰にも話すことなく、心の内にしまっていたとのことでした。

息子である父もその話は聞いたことがなかった様子。両親の馴れ初めを聞くのは、いつの時代も興味深くそして気恥しいもので、父のリアクションは微妙でした(笑)

祖父と祖母はいとこ同士

実は祖父と祖母はいとこ同士です。

それについては、祖母が亡くなったのちに私も聞いたことがあったので、その関係性については父を含め母も親族も既知の事柄でした。

渋沢栄一も最初の結婚はいとこ婚。時代も時代ゆえ珍しいことではなかったでしょう。

父は両親(祖父母)の馴れ初めについて、年齢がちょうど良い相手だからと親同士が決めたことで、自然のなりゆきで結婚させられたのだろうと、ぼんやりと認識していたようです。

それがまさかの祖母からのアプローチであったというエピソード!

真相は定かではありませんが、全くの作り話というわけではなさそうです。

これは天国のおばあちゃんに聞いてみないとわかりませんが(笑)


スイッチオン!

父方祖父母の写真、恋のエピソードに私はすっかり心を掴まれてしまいました。

こうして私はルーツをめぐる旅のスイッチがオンになってしまったのです。

ここから怒涛の先祖探しが始まります。

続きはまた次回・・・



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