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2024読書・映画感想

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2024年ハートの栄養必需品、エンタメをもっと楽しみたいと思います。 1年の記録としてつぶやきまとめマガジン♪
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今年のチャレンジ!読書と映画感想あわせて100

新年あけましておめでとうございます。 年明けから辛い出来事が続いています。今日というかけ…

アロマ書房
3か月前
9

⑯映画『星の旅人たち』1秒と1歩で人生はつくられる

以前観たドキュメンタリー番組で知った「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の巡礼の旅。 世…

2

⑮映画『PERFECT DAYS』繰り返しと変化について

とにかく観た友人たちの評判がすこぶるよかったので、ずっと気になっていました。間に合ってよ…

アロマ書房
2週間前
11

⑭映画『わたしの叔父さん』
デンマーク発珠玉の小品のピーダセン監督は小津安二郎を師と仰ぐ。淡々と描かれる叔父と姪の暮らしは、遠い北欧の国のことなのにすぐ近くのだれかのお話のよう。見えない檻を作っているのはほかでもない自分自身。生きることは、変化を迎えずにはいられない。

アロマ書房
3週間前
2

⑬『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭著
若林さんの名言「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」の解像度がさらにあがった1冊。キューバ、モンゴル、アイスランドという斜めの選択の紀行文→あとがきコロナ後の東京→DJ松永さんの解説の流れが秀逸すぎる!

アロマ書房
1か月前
3

⑫劇場版『ハイキュー!!』と自分のなかの天真爛漫について

やっとやっと観てきました! 劇場版「ハイキュー!!」~ゴミ捨て場の決戦~ 『ハイキュー』…

アロマ書房
1か月前
5

⑪映画『落下の解剖学』と事実と真実

かれこれ30年来のつきあいになる友人と久しぶりに日比谷で映画を観てきました。 『落下の解剖学』 思えば初めて一緒に行った映画は、日比谷シャンテで上映されていた『ベルリン天使の詩』でした。 感受性ゆたかな彼女はとてもとても感動していたのだけれど、情感や機微に疎かった私は見事にぽか~ん(笑) その時のことは今でも笑い話で、『ベルリン天使の詩』は、私的にぜひともリベンジしたい作品のひとつなのです(笑) 思い出話ついでの余談ですが、昔「有明にテニス観戦に行った」という話に。

~読むアロマ~『深呼吸の必要』長田弘

物語の世界観を香り(精油)で表現する「読むアロマ」。 「読むアロマ」は、思わず手に取って…

アロマ書房
2か月前
16

⑨映画『ナイル殺人事件』アガサ・クリスティー×ケネス・ブラナー
クラシックな華やかさはさすが。でも、内容を知っていながら余韻が残ったのは『オリエント急行殺人事件』の方。1978年verのキャスティングが豪華!
こちらが気になった。

https://eiga.com/movie/91950/

アロマ書房
3か月前
2

⑧映画『ラヂオの時間』
ああ、楽しかった!ファッションに時代を感じる三谷幸喜初映画作品。
人はたった一人の観客に届けられたという、ただそれだけでまたがんばれる生き物。芸達者揃いのなか藤村俊二、井上順両名にくぎづけ。笑いは幸せをよぶ。

https://filmarks.com/movies/34954

アロマ書房
3か月前
2

⑦『生きるとは、自分の物語をつくること』河合隼雄・小川洋子著

年の初め、本に囲まれた空間で庵主とゆっくりおしゃべりがしたくて訪れた草径庵 門扉にかかる…

アロマ書房
3か月前
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⑥『深い河』と知性について

NHKのお正月特番「100de宗教論」がおもしろかった! そのなかで『おもいがけず利他』の著者中…

アロマ書房
3か月前
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⑤映画『バベッドの晩餐会』
19世紀後半のデンマーク。そこにつつましく暮らす、人生の黄昏どきをむかえた人々にもてなされた魂の料理は、その胃袋と心を十二分に満たし、至福をもたらす。まさに「食は人の天なり」食事を共にする幸せを思う。

https://asa10.eiga.com/2023/cinema/1220/

アロマ書房
3か月前
4

④『かがみの孤城』辻村深月著

初辻村深月作品。『かがみの孤城』読了です。 本屋大賞受賞(2018)、映画化もされた大ベストセラー。本屋さんに行くとよく目にしていたのでずっと気になっていました。 先日の『マトリックス』からつながるような「目の前に見えるたった一つの現実」という思いこみを外すためのヒントがたくさんあるお話。物語が動き出す後半から一気に読ませ、伏線回収もお見事。 偶然同時に読んでいた『生きるとは、自分の物語をつくること』の河合隼雄先生の言葉が、中学生である主人公たちの感情と、それを説明する