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PATM(パトム)アロマでできることはないか

PATMとアロマ



昨日アップしましたPATM(パトム)について。
↓下記の記事になります。

PATMがどういったものなのかについてまとめましたが、今日はそのPATMについて、アロマで何かできることはないか、という視点からお伝えします。

*私の方針では、毎度お伝えしておりますが「受診いただくことが前提」であり、アロマをはじめとした自然療法だけでどうにかしたいという方にはお勧めできる内容ではありません。


PATMの原因の一つと考えられる腸内環境について


PATMを発症する要因の一つとして考えられるのが忙しさなどにより食生活の乱れや運動不足などにより腸内環境が乱れてしまったことが考えられています。

腸内環境が乱れると、どのようなことが起こってくるのでしょうか。

腸内環境が悪くなると、まず「お腹の不調」が現れます。腸内細菌のバランスが良い時には、小腸では食べたものから栄養素や水分をしっかり吸収➡残りカスが大腸へと送らる➡便となり排出、という流れになります。しかし、悪玉菌が優勢になっている時は、大腸で便が滞るようになってしまいます。これが便秘です。

 便秘は悪玉菌の出す毒性物質により腸管が麻痺し、大腸の蠕動運動を鈍くしてしまいます。このタイプ便秘は「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)」と呼ばれ、最も多い便秘であるといわれています。また、蠕動運動を支える腹筋や横隔膜などの筋力が衰え、腸内の善玉菌の数も減少してしまっている高齢の方も、便秘になりやすいといわれています。

 悪玉菌が優勢になると、便秘だけでなく下痢になってしまうこともあります。下痢は便秘とは逆に蠕動運動が活発になりすぎることで起こります。悪玉菌が作り出す大量の有害物質を早く排出しようと頑張るのがその一因で、大腸で水分が十分に吸収されないまま、便が柔らかくなります。このような状態が長く続くと、有害物質だけではなく善玉菌まで流されてしまい、腸内環境はさらに悪化の一途をたどります。

 便秘や下痢により、腸内ではさらに悪玉菌が活発に働き、アンモニアやアミンなどの腐敗物や有毒ガスが発生。これは臭いのひどいおならや便の原因となるだけではなく、腸の粘膜の毛細血管を通し全身にまわり、やがて皮膚から皮脂や汗にまぎれて排出されるため、肌荒れの原因ともなります。

 腸は身体を病原菌やウイルスから守る、免疫にとって大切な場所です。「腸管免疫(ちょうかんめんえき)」という免疫システムが備わっており、病原体の発見や情報伝達、病原体そのものへの攻撃などの役割を持っています。しかし腸管免疫は腸内環境が悪くなると機能が弱まり、病原菌が体内で増殖。腸内環境の悪化は、病気に罹患しやすい体になってしまうことにつながってしまうのです。


PATMの改善方法について考えられること


PATMの要因として考えられる腸内環境についてまとめました。

では、その腸内環境を悪くしてしまう私生活の乱れについて、病院での受診や服薬に加え、自分でできることは何でしょう。

運動不足については、散歩をしたりジムに行ったり、はたまたニンテンドースイッチのリングフィットなどをしたりして解消いただくしかありません。

毎日の起床後・就寝前にちょっとしたストレッチをするなどでもだいぶ違ってくると思います。(今はYouTubeなどで簡単にできるストレッチなど紹介されているのでそれをご覧になっても良いと思います)

食生活についても、私よりも食事のプロの方や薬膳のプロなどにお話を聞かれた方が良いと思うので、ここでは割愛させていただきます。

また、当校では「精油の原液を飲む」ことはお勧めしておりません(というよりもやめるようにお伝えしています)ので、精油を「飲んで」腸内環境やら体調やらを「治す」という方法ではありません。
*「治る」「効く」という表現は薬機法違反になります。ご注意ください。


では、アロマを活用するとしたらどうしたら良いのか?

私は「消化器の働きをサポート」することに注目すると良いと考えます。

例えば、蠕動運動促進作用を持つ成分。リモネンやd-リモネンといった成分にその作用が期待できます。

また、消化促進作用や、お腹の張りがある時にお勧めの駆風作用のある成分なども良いでしょう。

今挙げたのは消化器を直接サポートできる作用になりますが、例えばストレスによる食欲不振など、ストレスが原因となっている場合は自分がリラックスできる香りを選んだり、神経バランス回復作用が期待できるものを選ぶこともできます。

胃腸が炎症を起こしてしまっている場合、抗炎症作用や、鎮痙攣作用の期待できる成分もお勧めです。


デトックスについて


昨日の記事でも書きましたが、体内に余計なものをため込んでしまっていることからPATMが発症しているとしたら、その不要なものを排出することも大切です。

「デトックス」として挙げられる成分としては腎臓/肝臓排液促進作用、肝臓解毒作用などが期待できる成分があります。

当校ではナードジャパン認定アロマアドバイザー講座のレッスンで、「ドレナージュ(排出を意味するフランス語起源の言葉)」についてもお話しております。


注意点としては、どの成分を選ぶにしても、その成分が含まれている精油の香りが自分の好みでない場合は、どれほどマッチした成分が入っていようが、使わない方が良い、ということです。

嗅覚は本能に直接働きかける原始的な感覚です。快・不快を瞬時に判断します。本能に働きかけるからこそ、自分の感じる快・不快を信じて、「快」であるものだけを使用することでより早く改善することができるのではないでしょうか。


精油は多くの成分で成り立っています。「この場合はこの精油」と決めつけずに、是非色々な理由を考えてアプローチできるようにしてみてくださいね。


*ホームページはこちら

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