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”三度目まして”が苦手

”二度目まして” 得意ですか?私は微妙です。
でも、”三度目まして”よりはましです。
そんな私の感じることに、共感してもらえる人がいたらいいなと思い、ぽつぽつと書いています。

三度目ましての何が苦手かというと、2回目よりも自分の記憶力とか、相手への関心とか、私の人間力みたいな部分が量られてしまうから。
そもそも、2回目に会うときは、”初めまして”の時の名残りがあるので、その時のことを何とか引っ張り出して、当たり障りのない会話ができる。
でも3回目。2回目の時に、当たり障りのない会話をしたばっかりに、話が続かない。そもそも、「名前なんだっけな、”山”がついてた気がするんだけどな」みたいな、パーソナルな情報が引っ張り出せない状態。相手にも申し訳なく思うし、思い出せない自分にも自己嫌悪になる。

社会人になると、一期一会の出会いが多い。私は前職の時に年間200人以上と名刺交換していたので、いきなり違う現場で遭遇すると、内心で慌てふためいてしまっていた。そのために、オリジナルの名刺管理をしていた。オリジナルといっても、エクセルに相手の名前、社名、部署、出会ったときのエピソードを打ち込むだけ。相手の属性ごとにフォルダ分けもして。
最初は、エイトやウォンテッドリーを使っていたけど、無料版を使っていたので、その当時は文字の読み込みが甘かったり、私のやりたいカスタマイズができなくて結局エクセルになった。

こうして、仕事は乗り切っていたが、今度はプライベートの人付き合いが大変になった。中学・高校・大学の同級生とはほとんど会わなくなり、”三度目まして”に近い状態になった。

そのことに気が付いたのは、同級生の結婚式に呼ばれたとき。同じく呼ばれた同級生たちに会えば、「久しぶり!何の仕事してるの」「いまどこに住んでるの」なんて、普通の会話ができる。だけど、学生時代の時の記憶なんてあまり覚えてないから、「あの時、こんなことあったよね」みたいな会話ができない。こんな会話ができているのは、社会人になっても会っている(とみられる)人たちだけ。
じゃあ私も社会人になってから会えばよかったじゃんと言われそうだけど、それができていたら、苦労しない。そして、その状況を嫌とも思っていないふしもある。つまりその瞬間だけ、親しい同級生ごっこをしたかっただけなのかもしれない。ちょっと寂しさもあって。

ただ、人間関係を継続させるのって、かなり大変だと思う。気が合う人ならいざしらず。年を重ねるごとに、少しずつ関係性も変化していく中で、自分がご機嫌に過ごせる人と出会えるのって片手くらいしかいないのではないかなと感じる。

なんだかとりとめのない文章になってしまったけれど、いま私の周りにいる人を大切にしていきたい。という話でした。


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