こんにちは。
今日は「痛み」についてお話しますね。

「痛み」の感覚は誰もが感じたことのあるものだと思います。
不快なこの感覚はなぜ起こるのでしょうか?
これを東洋医学の視点から見ていきたいと思います。

東洋医学では「痛み」にも種類があると考えられています。
それなので私はヒアリングの際に、主に次のことをポイントにして痛みの起こっている背景を考えていくようにしています。

●どのような種類の痛みなのなか?
●どのような時に痛みが起こるのか?(季節・時間帯など)
●痛みがひどくなる・やわらぐのはどのような時か?
●どの部位が痛むのか?

です。
それぞれについて簡単にお話しますね^^

<どのような種類の痛みなのなか?>

これは主に、
・ズキズキするような刺すような痛みなのか?
・ズーンするような鈍痛なのか?
をお伺いします。

例えば、同じ「頭痛」だとしても、後頭部がズーンとするのと、こめかみがズキズキするのとでは、痛みの種類が違う感じがしますよね^^
ここから、
・東洋医学でいう「気」が足りてないことによる痛みなのか?
・気とか血が滞っていることによる痛みなのか?
といったことがみえてきます。
そして気が足りてないことに起因するのであれば、気を補うケアを、
気の滞りがあるようであれば、それを巡らせるケアをしていくことが大切になります。


<どのような時に痛みが起こるのか?(季節・時間帯など)>

朝になると痛みが激しくなるけど、日中はそれほど気にならない
夏は大丈夫だけれど、冬になると痛みが出てくる

のように、よくお話をお伺いしていくと、痛みが24時間365日常に起こっているのではなくて、起こる季節や時間に特徴のあることが多いです。
それなので、どのような時に痛みが起きやすいのか?をお伺いすることで、
何が原因で痛みが引き起こされているのか?を見つけやすくなります。

冬にひどくなるようであれば、冷えがあるのかな?
五臓のうちの肝に不調があるから、春に悪化するのかな?

のように、不調の背景を見つける手がかりになります。


<痛みがひどくなる・やわらぐのはどのような時か?>

先ほどの項目と関連していますが、特に痛みがひどくなる時と、痛みがやわらぐ時を聞くこともまた、その痛みの原因を見つける大きな手がかりになることが多いです。
お風呂に入ると痛みが和らぐようであれば、血行改善とか体を温めることが痛みケアに繋がりそうですし、
逆に温めると痛みが悪化するようであれば、熱とか炎症による痛み
と考えることができます。

また、
その部位を触れることで痛みが和らぐか?
触れることすら不快に感じるのか?
をお伺いすることで東洋医学でいう気が多いか?少ないか?を知る手がかりにもなります。


<どの部位が痛むのか?>

最後に痛みの部位です。
反射区で考えたり、経絡やツボで考えたりしますが、
例えば頭痛でも、
頭の前の部分(前頭部)が痛むようであれば「膀胱経」というルート(経絡)によるものかもしれないので、他に背中に不調がないか?泌尿器系トラブルがないか?坐骨神経痛がないか?など見ていくことができますし、

片頭痛であれば、身体の側面を通っている「胆経」によるものかもしれなので、股関節や膝の外側などにも不調がないか?お伺いしていくと、
「実は・・」
というのもよくあるケースです。

このように、その痛みがどのような部位で起こっているのか?は身体の状態を把握する上でとても大切なポイントなので、実際にどこが痛むのか?を指し示していただいて、そこをしっかり確認することが大切だと考えています。


<最後に>

今日は痛みについて東洋医学の視点からお話をしました。
痛みと言っても、その原因からケアの方法は様々なので、もし今現在何かしらの痛みにお悩みであれば、ここでお伝えした内容に沿って「痛みがどのようなものなのか?」を改めてチェックをして、それに合うケアをしていってください。


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