精油の化学〜ブレンドの視点から
こんにちは
アロマのちえ袋 野村ちえみです✨
今日は精油の化学を
ブレンドする視点から
深掘りしていきたいなと思います!
精油の化学と言えば
精油の基礎研究分野で
今や沢山の芳香分子の
沢山の効能や効果に関する
研究が出ています
ただまだまだ人に使った時に
どのように作用するかは
極めてエビデンスが少ないのが
アロマの世界
じゃあ化学の知識を
アロマセラピーをしていく上で
どのように使っていくのか
その中の1つ
精油のブレンドをするという視点から
考えていきます!!
先日受けた
アロマ外来® Reikaさんの
「はじめての ブレンド講座」
ここで改めて
どんな視点で化学を学ぶ必要があるのか
その基礎的な部分についての
学びがありました
まず
化学成分を知ることは精油そのものの
素材を知ることに繋がる
というのが大前提
精油がどんな芳香分子から
成っているのか知ることは
精油自体を知ることになるのです
ブレンドをするということを
料理をすることに例えていたのですが
そう考えると
素材を知ることは
とっても大切なことで
さらに精油の化学成分を知ることは
素材の栄養素を知ることになり
それもまた
どんな料理を作るのかに
直結することでもあります
もちろん
その化学成分が持つ
様々な作用に注目して
どんな目的で香りを創るのか
そこはアロマセラピーをしていく上で
基本的な知識になってくるし
化学的な視点から
刺激性や毒性を理解することで
その精油が使えない禁忌の部分を
しっかり把握することも必要です
さらにはブレンドというところを考えると
それぞれの精油に
どんな芳香分子が多く入っているかによって
揮発性や酸化の問題
香りの特性も分かってきます
例えば
リモネンという柑橘系の精油の主成分は
モノテルペン類に属します
このモノテルペンは
揮発性が非常に高い成分
そして香りは比較的弱くてフレッシュ感がある
という特徴があります
またベルガモットやラベンダーに含まれる
酢酸リナリルはエステル類に分類され
このエステル類は
少量でも強くフルーティーな甘い香りを感じる
という特性があります
なのでブレンドする時に
同じ柑橘系のトップノート(揮発度の高い精油)
であっても
モノテルペンであるリモネンが90%ほど含まれる
オレンジスイートと
リモネンが50%ほどで
エステル類を35%含むベルガモットでは
化学的な視点から見ても
同じ分量をブレンドした時の
香り自体の存在感や持続性が
かなり変わってくることが
想像されます
このように
化学の視点を持つことで
どんな香りを創るのか
アート性の部分でも
心身に対する目的や禁忌の部分でも
よりイメージした香りを創りやすくなる
ということが分かります
化学を丸暗記するだけでなく
じゃあそれを
どのように使っていくのか
そこに注目すると
知っておかなければならないことや
覚えておいた方がよいこと
逆にここまでは覚えていなくても
調べて分かれば
実際には使っていける
ということも
見えてくるのかなぁ
具体的には
化学成分の分類別の
それぞれの特徴(揮発性や香り、毒性など)
を理解しておくこと
そしてそれぞれの精油に
どの分類の芳香分子が
多く含まれているのか知っておくこと
分類の部分の理解が深まると
ブレンドをして人に渡すというところの
幅の広げ方が
だいぶ変わってくるのではないかと
思います
成分名は初めから全てを暗記せずとも
調べながらやりながら
覚えていく部分かなとも感じました
授業の最後には
ブレンドが料理なのであれば
イメージした味を作れない料理人は
プロとは言えない
それと同じで
イメージした香りが作れないのであれば
それはプロとは言えない
という話があって
どれだけ自分がイメージした香りを
そのイメージ通りに創っていけるのか
手を動かし
香りを感じ
さらには化学的な視点を把握する
それのどれもが
とっても大切なことなのだと
改めて学ぶ機会になりました🙏
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました♡
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