逆さことば
社内で同僚とはなしをしていた。先輩にあたるホンマ女史が突然言った。
「マンホ」
最初、なんだヒワイな言葉か?と思ったら
「よく名前を逆さに読んだよね」と。
同じく同僚のケンジも
「ジンケ」とすらすらとフルネームをさかさ読む
じゃあ「んきさえ」
おお!どの人も通った道か!逆さか言葉、逆さか名前。
ホンマ女史は青森、ケンジは東京、そして自分は名古屋。どこの地方でも同じことで楽しんでいたのだ幼少年少女時代。
日本人ということ、育ってきた環境というのを強く意識してしまった。
幼い頃を思い出すようになると歳をとったという証拠だ、と妻が言っていたが、あながち間違いではない。
気持ちは30歳くらいでも、鏡をふとみた時の自分はあきらかにシワだらけほうれい線ありのおっさんだと意識する。
しかしだ
歳をとるのは知恵が積み上がる進化だと思い込んでおくのだ。
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