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135:薄青の空の下

久しぶりに、朝まで一度も目覚めない夜だった。
精神的にふっと楽になったような、そんな感覚がある。

■確率60%の勝利

重ための雲がかかった、灰色の空。
天気予報の降水確率は40%、割と高めだ。
雨が降るかなー、降るかもな―、と思いながら洗濯物を干したが、その後になって綺麗に晴れた。

勝った…! と勝利を噛み締めながら取り込む洗濯物は、大変気分が良い。
何を大袈裟な、と思われるかもしれないが、日々の家事を楽しめるのは無職の特権のようなものである。
こんなに晴れるなら、大物やっておけばよかった! という後悔も併せて。

■良き睡眠のために

家事や転職活動、エクササイズの時間以外、私は特に予定がない。
書いていてちょっとばかり悲しくなってくるが、それが現実なので致し方ない。

余っている時間を無駄にしてはいないか、改めて考える。
だらだらとYouTubeを見る時間がたまにあったっていいだろうが、毎日それをやっているのは時間の無駄。
なら、そんな時間を勉強の時間に充てることにした。

語学の勉強もいいが、それは何となく易きに流れている気がする。
なので、日商簿記2級の勉強を始めた。
もともと3級は持っているので、基本的なところは理解しているつもり。
それでも実務から結構離れていることもあって、「そういえばこうだったっけ」と思う箇所が多い。

じっくりとテキストに向き合って勉強する時間なんて、久しぶりだ。
今まで眠っていた灰色の脳細胞が、じんわりと起動しているのを感じて、何だかとても嬉しくなった。

脳も身体も動かさなければ、錆びていく。
感性だって同じだ。
感覚が鈍ってくれば、そりゃボキャブラリーも乏しくなっていくというもの。インプットがなければアウトプットは出てこない。

やっぱり何事もメンテナンスは大事なんだなあ、と思った。

■6日目は問題なく勝利

夕食後に、友人からもらったチョコをひとつ食べたけれど、それは脳内会議を開催するまでもなくセーフとしている。
大丈夫、問題ない。

日中も、脳が「ほれお食べ」をしてくることが少なくなってきたように思う。
「いや、さっき朝ごはん食べましたやん、お腹いっぱいやで」と腹に手を当てて呟いているのは滑稽だが、言葉にすることで、「今すぐ食べ物を買わなくちゃ、食べなくちゃ」という妙な飢餓感が減った。

スナック菓子も、ほんの少し食べれば満足。
余り食べすぎると、気持ち悪くなるからだ。
夜中に目が覚めなければ、何かを食べることもない。

じわじわと脳を手なずけ、油断せずに7日目の夜を迎えたい所存。

本日の体重: リセット後-2.1kg。減ってる時の0.1kgは誤差じゃないと主張する。

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