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うちの子が初めて自分の意志でピアノの練習をしてくれました

昨日、うちの子が初めて自分の意志でピアノの練習をしてくれました。

お友達が習っているから通いたいと言い出して、通い始めてから約1年。
大人も戸惑うくらい速いスピードでレベルアップしていく曲たち。
レッスン前日の少しの練習では全然足りなくなっていき、左手が入ってきてからはあっという間についていけなくなりました。

通っているピアノ教室は、親が隣で補助しながらのグループレッスンです。
周りの子はみんな優秀で、両手でしっかり弾けるし、楽譜に載っていない領域まで弾いている。
そんな中、ちゃんと弾けないうちの子はレッスン中に苛立ち、しまいには泣いてしまう日々。。。
うちの子のせいでなかなか先に進まなくて申し訳ないのと、泣きに来ているだけのレッスンに嫌気がさし、毎日鬼の練習をする事に決めました。

とにかく繰り返し練習!指が覚えて勝手に動くまで!!
と、私は仁王立ちをしながら、
「ハイ!ここまで右手10回繰り返す!」
「ハイ!ここまで左手10回繰り返す!」
「ハイ!次はこの曲を10回繰り返す!」
子どもが何を言おうと、10回終わるまでこの状況は終わりません!
泣いていても、10回終わるまでこの状況は終わりません!
22時過ぎても、10回終わるまでこの状況は終わりません!
と、鬼の練習を毎日しました。

子どもは出来なくて、私が怖くて、毎回泣きながら弾いていました。
(私も心は泣いてました…)


毎日練習をし始めて2週間が経った頃、早速、成果が出ました。
片手だけなら、今やっている曲が弾けるようになってきました。
先生も褒めてくれました。
うちの子もニコニコしてました。

毎日「泣かせてごめんね」と思いながらの練習。
”泣かせるくらいならもう辞めてしまいたい"と何度も迷いましたが、
レッスン中のニコニコ顔を見ることができて、続けてきて良かったと思うことができました。


毎日鬼の練習をしても、
両手の壁はとても高く、本人も両手なんて絶対無理って思っていました。
1ヶ月くらいずっと、両手に挑戦してもどうしても出来なくて、
右手だけ、左手だけを繰り返し練習するのみでした。
なかなか出来なくて、私も内心「無理なのでは?」と思いながらも、片手だけでもみんなについていきたいという一心で、鬼の練習を続けました。
それがある日、いきなり、すんなり、両手で弾くことができました!

「すごい!できたじゃん!!!(私)」
「できちゃった。か〜んたん!(子ども)」

全然出来なかったくせに、「こんなの余裕〜」みたいな言い方するの、元夫にそっくり。
私は「やった〜!」って大喜びするのをイメージしていたのに(笑)。
恐るべしDNA。

そしてレッスン中は、自慢げに曲を弾き、ご機嫌で過ごしてくれるようになりました。
私も安心して時間を過ごすことができるようになりました。

それからは、「10回繰り返しの練習は裏切らないよね〜!」と言いながら、
出来るだけ毎日練習を続けています。
※「出来るだけ」がつく週が発生しつつあります。
 毎日、少しでも練習は続けたいと反省しています><

でも、1年間ずっと、私が指示しないと、全く練習してくれませんでした
”きっと同じグループのあの子たちは、ピアノが好きで自発的に練習しているんだろうな”
"うちの子はお友達がいるから通っているだけだし、ピアノは合わないのかな。このまま続けるのは違うのかな"
と思っていた今日この頃。

いつもの様に鬼の練習をして、
「ハイ!今日は終わり!」とピアノの電源をOFFにしたら、
いつもは「やったー!」と一目散に椅子から降りるのに、何故か昨日は電源がOFFになったピアノをじーっと見つめており、まさかと思いながら「もっと練習したかった?」と聞いたら、「うん。」という返事が返ってきて、思わず感動しちゃいました(嬉泣)
もう遅い時間だし、早く寝かさなきゃという思いもありましたが、「好きなだけ練習していいよ!」と言いました。

まさかまさかの成長ぶりです。
最初から優等生だったらきっとこんなに感動しなかったんだろうな。
劣等生からの地道な成長。本当に感動です。


今も新たな大きな壁が立っています。
左手は和音ではなく、メロディーになってきました。
まだまだ鬼のレッスンは続きます。
鬼の練習が成功したからと言って調子に乗らないで、子どもの気持ちも考えながら続けたいと思います。

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