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わからない!

暗闇の中に居ることは確かだが、暫く明るいものを見ていないせいか、ここが本当に暗いのかわからなくなってきた。
どこまでが鬱病のせいで、どこからが自分の責任なのか、その線引きがわからなくなってきた。
現実はわからないことだらけであり、そんな「わからない」を言語化することによってやらない理由を探すことに生存のエネルギーの全てを使い、残りの時間は睡眠に充てた。

仕事を辞めれば充実的な時間が増えると思ったか?
もう過去になってしまった自分の身勝手な決断に負の感情を抱く一方で、あの頃のわたしは傍から見てもおかしかったのだから許してあげたいという優しさ、そのどちらにもなれない葛藤とかを抱えながら、本当に考えなければいけないことは全て放棄して現実逃避して、起きて数時間したら日が沈む日々を送っている。

あとどれくらいこのままでいいのか?
あとどれくらい待てば大丈夫になるのか?
待ちきれないから自分で終わりにしていいか?
こういう時に下手に行動すれば余計に訳がわからない状況になることをわたしは誰よりも知っているはずなのに、脱いだ服と物が溢れた六畳の部屋に一人で居るとそういう自問自答を繰り返してしまう。

何もわからない世界で時が止まったような生活をしているが、何もしなくても時計はまわりカレンダーの日付も進んでいて頑張っている誰かは成長している。
そういうことに、わたしはいつも全てが終わってから気づくから、突然未来にワープしたみたいな、浦島太郎みたいな孤独を感じるんだろうな。

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