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ドラッカーが教える実践マーケティング戦略

ドラッカーが教える実践マーケティング戦略(早嶋聡史 著)

■はじめに
マーケティングの理想は販売を不要にすること。
マーケティングとはまずマーケットを知り、次にセグメンテーション。

■第1章 マーケティング発想
・企業の目的は顧客の創造。
1市場の変化を知る
2誰がどんな問題に困っているか
3その問題を自社の強みで解決する方法を考える
4それをコンセプト化する

・何を売りたいかではなく、顧客が何を買いたいか。
・行動プロセス

AMTUL
→繰り返し購入しやすい購入プロセス

A:注意(Attention)
M:記憶(Memory)
T:試用(Trial)
U:常用(Usage)
L:愛用(Loyalty)

AIDMA
→繰り返し頻度が低く、単価の高い場合の購入プロセス

■第2章 競争戦略の策定
・ミッションは何か
・顧客は誰か
・顧客にとっての価値は何か
・成果は何か
・計画は何か

成長戦略
1.市場浸透戦略(既存製品×既存市場)
2.市場開拓戦略(既存製品×新規市場)
3.製品開発戦略(新規製品×既存市場)
4.多角化戦略(新規製品×新規市場)


ポーターの競争戦略
1.コストリーダーシップ戦略(広い市場でコスト優位)
2.差別化戦略(広い市場で価値優位)
3.集中戦略(特定市場でコスト優位)
4.集中戦略(特定市場で価値優位)

■第3章 環境分析(マクロ&ミクロ)
マクロ環境(大きい視点)
・政治
・法律/規制
・経済
・社会
・環境/エコ

ミクロ環境(小さい視点)
・顧客/市場分析:顧客は誰か、なぜ顧客は買うのか。
・ノンカスタマー分析:市場にありながら自社商品を買わない顧客。
・競合分析:競合は誰か、競合の脅威は何か。
・自社分析:自分たちの強みの整理。

■第4章 ターゲットの決定(STP分析)

S:セグメンテーション
T:ターゲティング
P:ポジショニング

セグメンテーション
・地理的要因:地域、都市の規模、気候など
・人口統計要因:年齢、性別、職業など
・心理的要因:ライフスタイル、趣味など
・購買行動要因:使用者の状態、購買頻度など
・B2B:B2BかB2Cか

ターゲティング
→市場をセグメントに分けた後、どの顧客セグメントに焦点を当てるか決める。

ポジショニング
→消費者の頭の中に商品を位置づける

■第5章 マーケティング・ミックス
・商品(Product)
・価格(Price)
・流通(Place)
・促進(Promotion)

4つの要素を組み合わせて実現させる。

マーケティング・ミックスはターゲット市場において商品が最も有利になるよう、ポジショニングした後、差別化を実現するためのツール。

■第6章 マーケティングの実行
1ミッション・ビジョンが明らかか
2事業が明らかか
3ターゲット顧客が明らかか
4事業の可能性は明らかか
5全体像が見渡せるか
6特徴や優位性を持ってるか
7競合が明らかか
8市場調査が十分か
9戦略や計画が十分か
10チームの役割分担が明らかか
11収支算定ができているか
12マイルストーンがあるか
13リスクの洗い出しができているか