![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120781815/rectangle_large_type_2_a8e2b4a5a6d84c819dbfc88f02ab6321.png?width=1200)
マーケティング論 (放送大学)
マーケティング論 (放送大学教材)(芳賀 康浩、平木 いくみ 著)
1マーケティングとは何か
2顧客価値と顧客満足
3マーケティング戦略の構図
4マーケティング環境の分析
5消費者行動の分析1(消費者情報処理)
6消費者行動の分析2(購買行動)
7マーケティングリサーチ
8製品戦略
9ブランド戦略
10価格戦略
11流通戦略
12マーケティングコミュニケーション
13サービスマーケティング
14リレーションシップマーケティング
15ソーシャルマーケティング
■マーケティングの考え方
自社の製品やサービスを販売し続けるには、消費者が対価を支払ってでも購入したいと思ってもらうことが必要。自社の製品やサービスの顧客価値が他社よりも優れていると知覚されることが必要。
イノベーション:他にはない価値を生み出すもの
■マーケティングの誕生
マーケティングは20世紀の初頭のアメリカで生まれた新しい言葉。
「作ったものをいかにして販売するか(セリング)」から「売れるものをいかにして生産するか(マーケティング)」への発想の転換が起こった。
ドラッカー:マーケティングの目的はセリングを不要にすることである。マーケティングは単なる販売ではなく売れる仕組み作り
・セリング:起点は既存製品の売り込み
・マーケティング:起点は顧客ニーズ、売れる仕組み作り
■マーケティングコンセプト
1顧客志向性:顧客ニーズを把握しそれを満たすものを提供する
2利益志向性:顧客ニーズだけでなく利益が確保できること
3統合性:顧客ニーズと利益の同時実現
■マーケティングマネジメント
マーケティングコンセプトを具現化するものがマーケティングマネジメント(計画し、実行し、測定統制する)
■顧客価値と顧客満足
マーケティング戦略が成功すると、顧客価値が生み出されさらに高い価値の実現は顧客満足を生み出す。顧客満足が更新されることで、製品に対する一定の行動傾向が現れたものがロイヤルティ。
・顧客価値:総知覚ベネフィット÷総知覚コスト
-機能的ベネフィット
-情緒的ベネフィット
-経験的ベネフィット
-文脈的ベネフィット
-社会的ベネフィット
-金銭的コスト
-時間的コスト
-身体的コスト
-心理的コスト
■消費者情報処理
知覚プロセスとして、情報→接触→注意→解釈→記憶
■ブランド
ブランドとは個別の売り手の製品やサービスを識別させ、競合他社のものと差別化するための言葉、シンボル、デザインなど。
ブランドの機能は、1識別機能、2差別化機能、3保証機能
■ソーシャルマーケティング
顧客志向性には問題があり、顧客の短期的なニーズに答えることが長期的には社会的利益を損なう可能性があること。
コトラー
・マーケティング1.0:製品中心のマーケティング(製品開発・マス)
・マーケティング2.0:顧客志向のマーケティング(消費者満足・差別化・1to1)
・マーケティング3.0:価値主導のマーケティング(世界をよりよい場所にすること)