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収益多様化の戦略

収益多様化の戦略〜既存事業を変えるマネタイズの新しいロジック〜
(川上 昌直 著)

顧客を喜ばせ、企業も利益をえる方法(価値創造×価値獲得)
1価値創造:顧客への価値提案と価値提供のプロセス
2価値獲得:収益化

利益イノベーションの概要

1:収益化から利益化へ
2:様々な利益の生み方
3:収益源の多様化(課金プレイヤー・課金ポイント・課金タイミング)
4:収益化のロジック
5:新たな価値獲得

30の利益の生み出し方

1プロダクト販売:原価に一定の利益を乗せる
2サービス業の物販:サービスと物販を組み合わせる
3プロダクトミックス:利益率の異なるプロダクトを組み合わせる
4非メインプロダクト:主要商品に併売する商品の利益率を高める
5マルチコンポーネント:同じ商品だが状況により利益を変える
6事前付帯:商品以外に販売時のサービスを付帯する
7事後付帯:メンテナンス
8サービス化:コンサル化
9非メインターゲット:メインターゲットからは低く他から高い利益をえる
10オークション:対象プロダクトの利益を多くとる
11ダイナミックプライシング:状況に応じて値段を変える
12定額制サブスク
13前金制サブスク
14従量制サブスク
15リピーター
16ロングテール
17リース:時間をかけて利益をとる
18レーザーブレイド:替刃モデル
19メンバーシップ:会費
20フリーミアム
21バイプロダクト:事業活動で生まれた副産物を顧客以外の支払者に提供
22コンテンツIP
23フィービジネス:顧客以外に取引先からも手数料を取る
24プライオリティ:優先的に利用できるものを提供
25三社間市場:広告主から広告費をもらいユーザーは無料
26マッチメイキング:マッチングによる利益
27アンバサダー:紹介者には大幅に減免する
28スノッププレミアム:同じプロダクトに高い支払いの人から
29フランチャイズ:既存ビジネスの利用許諾
30データアクセス:蓄積データのアクセス権からの利益

収益源の多様化

・課金ポイント
新たな課金ポイントを考える。
主要プロダクトを取り巻く補完プロダクト(付属品)でお金をとる
さらに追加の補完サービス(保証、サポートなど)も考える。

・課金プレイヤー
主要顧客以外からお金をとる。

1顧客関係者
例:子供ターゲットの映画には大人がついてくる。大人の方がお金を使う。グッズを買うなど。
例:女性ブランドを買うのはプレゼント目的において男性の方が買う
2状況優先顧客
例:置かれた状況に応じて追加料金を払う場合
3取引企業
例:コンサル、仲介、データ使用、知財など
4補完企業
例:広告費、ロイヤルティ
5ライバル企業
例:副産物、データ利用

・課金タイミング
利用中:拡張ツール
メンテナンス:保守パック、都度保守
廃棄:廃棄作業や引き取り
レベルアップ:拡張サービス、別プロダクトへの移行


収益ロジック

「課金プレイヤー」×「課金ポイント」×「課金タイミング」

・課金プレイヤー:主要顧客、別の支払い者
・課金ポイント:主要プロダクト、別の課金ポイント
・課金タイミング:直ちに、時間をかけて

1主要顧客から主要プロダクトで直ちに利益回収する
2主要顧客から主要プロダクトで時間をかけて利益回収
3主要顧客から別の課金ポイントを加えて直ちに利益回収する
4主要顧客から別の課金ポイントを加えて時間をかけて利益回収
5別の支払い者から主要プロダクトで直ちに利益回収する
6別の支払い者から主要プロダクトで時間をかけて利益回収
7別の支払い者から別の課金ポイントで直ちに利益回収する
8別の支払い者から別の課金ポイントで時間をかけて利益回収する