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創造と改善

はじめに

「私たちは何のために算数や国語や他の科目を勉強してきたのか」
「なぜこれからもずっと学び続けていかなければいけないのか」

私たちを取り巻く生活の中で、また普段の生活からは見えない社会の中で、さらにもっと自分の想像を絶する世界のどこかで、色んな困りごとがあります。直面していないので、知らない困りごとばかりかもしれません。

だから私たちは、先人たちが積み上げた知見や発明を活かして、課題解決に取り組むのだろうと思います。そのためには、何が課題かに気付くスキルも必要でしょうし、その課題を解決する術を持って実行しなければなりません。

課題解決

自分のための課題解決も必要でしょうし、会社や社会が目指すものと現実とのギャップの中に課題があるかもしれません。世界全体で解決しなければいけない課題もたくさんあるのでしょう。

意外に「統計学」が課題解決に使えることもよく感じますし、行動経済学や人の心理も直接的に解決につながる気がします。もちろんそのような手法や知見は、小学生や中学生では学ばないので、それまでに基礎となる科目を習得しておく必要があります。

統計学以外で言うと、総合的なデザインは多くのものを解決してくれるように思います。伝えたい考えやコンセプトを、言葉やビジュアルで形にして、届けるべき人のために、機能させる。その設計や企画を行い、実現する。会社の中の情報共有一つをとっても、知りたい情報をわかりやすくすぐ手に入るような導線やインターフェイスを用意することは簡単なようで難しいものだと思います。商品やソリューションを必要な人に届けるためにも、デザインは役立ちます。そのためには総合的で多面的な思考力や創造力が必要になると思っています。

そして、若い時はまだまだ、自分自身の解決に精一杯ですが、一定の年齢になるとそれなりに自分で解決できる範囲も理解してきます。そのせいか、他の人の解決の手助けをすることが自分のエネルギーになるようにもなる気がします。

創造と改善

そして課題解決のアプローチとして、何か新しいものを生み出すことで解決に繋げる創造。何か新しい商品を作ることで誰かの解決につながる場合もあるでしょうし、それが会社の利益になるという解決かもしれません。新しいパートナーシップや契約を締結することが企業間での解決のアプローチかもしれませんし、新しい音楽が聴き手のエネルギーになるという解決もあると思います。

一方で、今あるものの不具合を治すこと、業務フローの改善もあるでしょうし、食生活を改善するアドバイスもそうでしょうし、生み出されたものを改善してそれが課題解決として機能していくこともあるでしょう。見え方を変えることでメッセージが伝わることや、理解しやすくなる、誤動作を防ぐ、など改善ポイントは多いと思います。

まとめ

「僕たちは、様々な粒度の課題解決をするために生かされている」

それは、自分のためでもあるし、人のためになることで自分のエネルギーになることもあると思います。その課題解決のためには、課題の発見するスキル、解決する2つのアプローチ(創造と改善)を駆使していく必要があると思います。

その課題解決は簡単なものあれば、自分では抱えきれない大きなものもあります。でもできる限り、自分が生きている間に一つでも多くの課題解決に向き合いたいと思っているのです。