![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38448572/rectangle_large_type_2_e8891192e87bf0b700cbccd26e29056c.png?width=800)
観光DMPLight〜観光を可視化する〜
観光の”光”はLightですね。
ということで、国内外の観光に特化したデジタルマーケティングツールとして「観光DMP Light」をご紹介します。
↓こちらはMarkezineに掲載された記事(2020年11月6日)になっています。
01 背景
ニューノーマル時代に突入し、これまで以上に社会のニーズや行動様式の変化は激しいものとなりました。そのようなスピード感の中で観光業界にとっても、旅行者ニーズや集客ターゲットの変化、また個人の興味関心自体の変容に対応するためにもデジタルシフトが早急に求められるものとなりました。
しかし、観光業界ではデジタルに特化した人材が枯渇している中で、新たな仕組みを構築し、数値化されたデータをもとに計画から検証までのPDCAサイクルの運用を定着させるには、組織上の課題が多いのも現実でした。そこで、本ツールのようなデジタルツールの登場に至ります。
02 対象の方
各地域の自治体、観光協会、DMO、観光業に関わる企業の方。組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)を要望されている方。
03 観光DMP Lightでできること
以下のようなダッシュボード上で数値を可視化することで、観光施策の計画に活用したり、効果検証を数値で把握することが可能です。
1:WEBサイト分析ダッシュボード(観光施策の効果確認)
キャンペーンによる誘導の結果や観光コンテンツの人気ランキングなど。
2:施策効果検証ダッシュボード(観光施策の効果確認)
広告やイベントなどの効果(コンバージョン数)などを可視化。
3:訪日外国人の訪日検証ダッシュボード(観光施策の効果確認)
海外現地の広告配信の閲覧や広告クリックユーザーが実際に日本に訪問したかを地図上に可視化。
4:アンケート可視化ダッシュボード(観光プロモーション計画)
再訪問意向アンケートやWi-Fi使用アンケートなど、アンケート結果をダッシュボード上に可視化。
5:市区町村別ランキングダッシュボード(対象エリア選定)
担当地域の市区町村の観光消費額やSNS投稿数ランキングなどの可視化。
04 サンプル画面
以下観光DMP Lightの画面の例になります。
(WEBアクセス解析、人気コンテンツページランキング)
(訪日外国人の訪日検証)
(アンケートの可視化)
(市区町村ランキング)
05 ”Light”か”Lite”か論争
むしろ本題はこちらで、本来DMPは自社保有のデータ、第3者のデータなどを一つのデータベースに集約し、広告・分析・ユーザーアプローチの最適化に利用される統合的なマーケティングプラットフォームですが、観光DMP Lightはライトというだけあって、そこまで大がかりなものではありません。
データは自社のWEBのデータやアンケートなどのオフラインデータ、そしてVpon社が保有するアジアデータに限定されます。そして、活用方法も概ねダッシュボード上での可視化に特化されています。
結論としては、LightもLiteも同様の使われ方のようですが、以下のように世の中的には様々な事例があります。
LIGHTの事例
■ Internet Firewall Service Light (ネットワークサービス)
https://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/network/businessnetwork/option/service-fw-light/
■ DI-Diver Light(可視化ツール)
https://www.sct.co.jp/business/product/000819.shtml
■ FutureStage Cloud Service Light (クラウドサービス)
https://www.hitachi-systems.com/ind/fs/fabrication/function/lightonkintone/
■ D.e. Net Global Light(ネットワークサービス)
https://www.toyotasystems.com/service/network/detail/de-netglobal.html
■ 取さぽLight(銀行取引サービス)
https://www.smbc.co.jp/hojin/denshisaiken/torisapo/
■ CECTRUST-Light (オンライン契約サービス)
http://www.construction-ec.com/cectrust-light/index.html
■ Flet's Hikari Light(インターネットサービス)
https://flets.com/light/
LITEの事例
■ Nitendo Switch Lite (ゲーム機器)
https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/lite/
■ Business card Lite (名刺サービス)
https://www.vivid-japan.co.jp/meishi-lite/
■ Voice meeting Lite (ミーティングツール)
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/isseidouhou/
ややLIGHTのほうが多い印象でしたが、LITE側にはなんと言ってもNINTENDOのSwitch LiteやDS Liteがユーザーには親近感がありますね。
06 続 ”Light”か”Lite”か論争
■WIKI
https://en.wikipedia.org/wiki/Lite
Lite is a variant spelling of "light" in the meaning "lightweight"
(Liteは「軽い」という意味の「Light」のスペルの変化型)
英語版のウィキペディアによると、もはや意味は同じようです。ネットは信用ならんということで、英語辞書のアルクを調べると以下です
■アルク(英辞郎)
https://eow.alc.co.jp/search?q=lite
〈主に米〉カロリー[アルコール分・脂肪]の少ない、低カロリー[アルコール・脂肪]の。【語源】lightのスペルを簡単にしたもの。【用法】主に飲食物の商品名に用いられる。
オンラインツールやデジタル系ツールの事例で見ても、辞書的にもLightのほうが適切そうという結論にいたり、観光DMP LightもLightになりました。
そして、観光の光がLIGHTです。
観光業界がV字回復するために尽力できればと思います。