2021/06/25の一本
本日に取り扱うのはこちらの記事。
内容は、日本人アニメーターが給与水準を主要因に日本の会社から中国の会社に移籍していること、それを起点に低賃金問題への問題提起を行っている記事だ。
この記事から感じたこと、考えたことはアニメ業界従来型の産業構造の維持の限界、ビジネスモデルの転換の必要性である。(これは私が俗に言うオタクに該当するから特に関心を寄せたというのもある。)
まず、前提といてだが、日本のアニメに対する世界的な評価は極めて高く、需要もある、ということである。
実際にNETFLIXなどの配信コンテンツは日本のアニメに対して、関心を寄せている。
これは日本のアニメが培ってきたブランドもあるが、それ以上に品質に問題が大きいと考えている'(日本品質、というブランドもあるかもしれないが…)。そして、その品質の背景にあるのは、蓄積されてきたノウハウ・ナレッジと人材である。
そのため、人材の需要や価値があるにも関わらず、それが低賃金で働いている現状というのは大きな問題だと考える。
これはいい職人がいても売り方が上手ではない、というのと同じような状況だと思う。
だからこそ、職人であるアニメーターにお金が手に入るようにビジネスモデル自体を考える必要があると強く思う。
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