![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121531192/rectangle_large_type_2_9f392620c4880ce53f50abb9c2078db0.png?width=800)
「セパハラ」 別居後・離婚後の”嫌がらせ”
「別居したら、DVとか虐待は、もう大丈夫なんでしょ?」
これは、DV・虐待についての、よくある誤解です。
別居や離婚のあとでも、DV・虐待だけでなく、加害者はあの手この手の”嫌がらせ”をしてきます。
海外では、「Post Separation Abuse」 と呼ばれる社会問題になっていて、法的な対策も少しずつ進んできています。
しかし、日本では、離婚後共同親権について議論している法制審議会ですら、非常に認識が甘くて、十分な議論がされているとは言えない状況です。
別居後・離婚後の"嫌がらせ"の実態を多くの方に知ってほしい。
でも、「Post Separation Abuse」って、日本語に訳しにくい…。
…ということで!
離れても別れても続くこのようなハラスメントを
「セパハラ」と呼ぶことにしました。
※命名は、大貫憲介弁護士&小魚さかなこ弁護士( X (twitter)こちら)
「セパハラ」って何?
海外のサイトですが、ちょうど「Post Separation Abuseって何?」というページがあるので、こちらを見てみましょう。
Post Separation Abuseを説明すると…
ドメスティック・バイオレンス (DV) は、単なる身体的虐待ではありません。
交際中のDVには、強制的な支配、身体的な虐待、言葉による虐待、精神的な虐待、心理的な虐待、性的な虐待、経済的な虐待が含まれる場合があります。
関係が終わっても虐待(Abuse)は止まらず、「別居・離婚後の虐待」(Post Separation Abuse)と呼ばれる新たな形の虐待に移行するだけです。
別居・離婚後の虐待はエスカレートし続け、被害者が加害者と同じ屋根の下にいる間に受けたDVをはるかに上回ることも少なくありません。
関係が終わった後、加害者は子どもに狙いを定めて支配し、健康な親を恐怖に陥れようとします。(略)
法的手続きを利用した嫌がらせ リーガルハラスメント
DV・虐待事件を多く取り扱う弁護士の間では、別居・離婚後に執拗に続くリーガルハラスメントの深刻な実態がよく知られています。
別居しても暴力は止まない。二次被害も続く。
法制審議会(1月)では、参考人から、別居・離婚後の嫌がらせの深刻な実態が報告されました。しかし、その後の「たたき台」では、リーガルハラスメントへの対策へ盛り込まれていません。
法制審議会家族法制部会第22回会議(令和5年1月24日開催)
![](https://assets.st-note.com/img/1699792095488-zuJE8FZmLT.jpg?width=800)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
別居・離婚後の嫌がらせ「セパハラ」について、少しイメージできましたでしょうか?
このnoteでは、引き続き、日本での実態と、海外での対策などについて情報発信していきます。
マガジン(こちらに記事をまとめていきます)
よろしければサポートお願いします。 共同親権問題について、情報収集・発信の活動費として活用させていただきます。