「セパハラ」 別居後・離婚後の”嫌がらせ”
「別居したら、DVとか虐待は、もう大丈夫なんでしょ?」
これは、DV・虐待についての、よくある誤解です。
別居や離婚のあとでも、DV・虐待だけでなく、加害者はあの手この手の”嫌がらせ”をしてきます。
海外では、「Post Separation Abuse」 と呼ばれる社会問題になっていて、法的な対策も少しずつ進んできています。
しかし、日本では、離婚後共同親権について議論している法制審議会ですら、非常に認識が甘くて、十分な議論がされているとは言えない状況です。
別居後・離婚後の"嫌がらせ"の実態を多くの方に知ってほしい。
でも、「Post Separation Abuse」って、日本語に訳しにくい…。
…ということで!
離れても別れても続くこのようなハラスメントを
「セパハラ」と呼ぶことにしました。
※命名は、大貫憲介弁護士&小魚さかなこ弁護士( X (twitter)こちら)
「セパハラ」って何?
海外のサイトですが、ちょうど「Post Separation Abuseって何?」というページがあるので、こちらを見てみましょう。
Post Separation Abuseを説明すると…
法的手続きを利用した嫌がらせ リーガルハラスメント
DV・虐待事件を多く取り扱う弁護士の間では、別居・離婚後に執拗に続くリーガルハラスメントの深刻な実態がよく知られています。
別居しても暴力は止まない。二次被害も続く。
法制審議会(1月)では、参考人から、別居・離婚後の嫌がらせの深刻な実態が報告されました。しかし、その後の「たたき台」では、リーガルハラスメントへの対策へ盛り込まれていません。
法制審議会家族法制部会第22回会議(令和5年1月24日開催)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
別居・離婚後の嫌がらせ「セパハラ」について、少しイメージできましたでしょうか?
このnoteでは、引き続き、日本での実態と、海外での対策などについて情報発信していきます。
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