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【プペルバス問題】尾崎瑠美氏、お詫びと説明を発信 ―「捏造」との主張については説明せず―

(注:この記事は、3月22日時点の情報に基づき書かれたものです。続報とあわせてご確認ください。)
西野亮廣さんの『えんとつ町のプペル』が共同親権運動に悪用された事件の続報です。

尾崎瑠美氏は3月22日夜、Facebookでお詫びと説明を発信。「接近禁止命令の父子が会っていた事実はない」と述べたものの、オーストラリアの番組「60 Minutes Australia」による「捏造」との主張についての説明はありませんでした。何ら疑問は解消されておらず、引き続きの説明が待たれます。

尾崎瑠美氏「接近禁止命令の父子が会っていた事実はない」 

3月22日、尾崎瑠美氏はFacebook上でお詫びと説明を発信しました。
その中では、以下のように説明しています。

  • プペルバスで接近禁止命令の父親と子どもが会っていたという事実はありません。

  • バスの人形の中に人間がいたという事実はありません。

  • 共同親権推進とプペルには関係がなく、その意図でクラウドファンディングや絵本プレゼントを行っていません。

SNSで「事実と異なる情報を拡散している方々」には、削除依頼に応じない場合は法的措置を講じることを表明する一方で、60Minutes Australiaへの対応については言及されていません。

また、Voicyでの西野さんの説明では、尾崎瑠美氏は、60Minutes Australiaによる捏造だと説明していたとされています。
しかし、今回のコメントでは、「捏造」についての説明はなく、何ら疑問は解消されていません。

さらに、共同親権推進の意図ではなかったという説明も、事実と異なります。I'm Poupelle projectは「『えんとつ町のプペル』に便乗して別居親の現状を世間の人々に周知する目的で」立ち上げられたことが明らかになっています。
(「ルミさんからのメッセージ」も、共同親権運動団体による「捏造」だというのでしょうか?)
共同親権運動に利用された『えんとつ町のプペル』 ―「便乗」は2020年から始まっていた!

プペルバス プロジェクト代表 山口 修平氏からのコメント

また、プペルバスのプロジェクト代表 山口 修平氏もFacebook上でコメントを発信し、「少なくとも僕がいた時間に動画で話しているような違法行為はありませんでした」などと説明し、関係者へお詫びしました。
そして、「メディアによりあの動画が公開され、その動画を見て頭の中で真っ白になりました。取り返しのつかないことになってしまったと。」と心境を語っています。


(全文)尾崎瑠美氏からの説明

60ミニッツの報道に関連し、プペルバスでの活動について誤った情報がSNS上で拡散され、西野亮廣様、山口修平様、関係者の皆様にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。

私はこの問題を真摯に受け止め、以下の措置を講じています。
事実と異なる情報を拡散している方々に削除依頼を行い、応じない場合は法的措置を講じ営業妨害になるような事が拡散されないよう対応を続けます。

プペルバスで接近禁止命令の父親と子どもが会っていたという事実はありません。私がバスを借りたのは愛知のイベント期間のみで、コロナ禍の中、ボランティアスタッフが入場者を一人一人消毒して入れていました。バスの人形の中に人間がいたという事実はありません。
そして取材は今年の1月に行われたもので、
その間に私がプペルバスを借りた事もございません。
愛知のイベント開催中
バスを使って親子の面会交流をしたと言う事も有りません。

山口様のお話の通り、取材の依頼の内容は急遽現地で変えられたものであり、山口様にご迷惑をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます。そして今回の事で生じました損害について誠意を持って真摯に対応させていただきたいと思います。
西野亮廣様、チムニータウン、プペルバス山口様への損害の補償は、今後被害に応じて対応させていただければと思います。

プペルの絵本プレゼントのクラウドファンディングでプペルの名前を使用した事に関しまして、誠に申し訳ありませんでした。その件に関しても西野様に被害や損害が生じましたら被害に応じて賠償などで誠意を持って対応させていただければと思います。

子どもに会えない父親とプペルのイメージを重ねた事に関してお詫びし、今後はそのようなことがないように努めます。
共同親権推進とプペルには関係がなく、その意図でクラウドファンディングや絵本プレゼントを行っていません。
絵本プレゼントのお礼を掲載したウェブサイトを閉鎖します。

プペルのイメージを損ね、プペルバスに多大なご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。関係者の皆様に心から謝罪し、今後ともよろしくお願い申し上げます。

この件に関しましてご不明な点やご質問がございましたら、個別にご連絡くださいます様お願い致します。

敬具

尾崎瑠美氏Facebook(2023年3月22日)

(全文)山口修平氏コメント

【海外メディアのプペルバス取材動画について】

まずはじめに、西野様、並びにスタッフの皆様には多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
誤解を招くことになった動画について、また海外のメディア取材について、僕が把握していることについて説明させて頂きます。

その前に、移動式個展会場『プペルバス』についてお話しさせて下さい。
プペルバスは「病気などの理由で個展に行けない子どもたちがいるなら、個展の方から会いに行けばいいと」考え、西野さんにご相談した上でバスを改造して製作致しました。
本来のプペルバスの目的は病院の子どもたちに届けることですが、それだけでは運営費を作ることが難しいので、プペルバス光る絵本展を主催できる権利を販売しており、その権利を購入して頂いた主催者さんにプペルバスをお貸ししています。

動画に出ていた尾崎さんは、プペルバス光る絵本展を主催できる権利を購入して、2021年2月にプペルバスin愛知を主催して下さいました。
ここからプペルバスの運営者と、プペルバス光る絵本展の主催者さんという形で関係性が始まりましたが、尾崎さんがされている活動について僕自身は推奨派でも反対派でもありません。

プペルバス光る絵本展に1日だけではありますが、僕も現場でスタッフとして、遊びに来るお客さんの対応をしました。
メディア取材の動画の内容にありました、プペルバスの中で接近禁止命令を破って、親子を会わせていたという違法行為に関しては、僕の知る限りではありませんでした。
開催中、バスの中でプペルの格好で待機する人はいませんでしたし、少なくとも僕がいた時間に動画で話しているような違法行為はありませんでした。
プペルバス光る絵本展の開催中は、常にボランティアスタッフの皆さんがいらっしゃったので、そのような行為をスタッフに隠しながらやるのは難しいのではないかなと思います。
プペルバス光る絵本展in愛知はイベントとして開催しお客さんに楽しんでもらうだけではなく、特別支援学校の子どもたちにもプペルバスを届けて下さいました。

そこから2年後の2023年1月に尾崎さんから、「2年前に主催したプペルバスやその活動にについてオーストラリアのメディアが取材したいと言ってるのですかどうしましょう」という話をお聞きし、今までも他のメディアなどに僕達の活動(病院の子どもたちにエンタメを届ける)を取材して頂くことがあったので、活動についてならと安易に受けてしまいました。
そもそもその話を僕判断でお受けしたのが間違いで、海外メディアの取材のお話がきた段階でchimney townに相談、確認すべきでした。
その責任は僕にあります。
本当に申し訳ございませんでした。

最初は僕達の活動の取材だとお聞きしていたのですが、取材当日スタッフから「今回は愛知で主催した尾崎さんの話だけでお願いします」ということになりました。
尾崎さんはイベントだけでなく、特別支援学校にも届けて下さったので、僕達の活動や想いは届くだろうと思いお願いしました。
バスの中で話を聞かせてほしいということだったので、僕は現場で立ち会うことはできず、その場を離れて取材が終わるのを待っていました。取材時間は約1時間ほどあり、後日東京でも追加取材を受けたと聞きました。

そこから1ヵ月ほどたち、メディアによりあの動画が公開され、その動画を見て頭の中で真っ白になりました。
取り返しのつかないことになってしまったと。

ここまでが僕が把握していることと、海外からの取材から動画公開されるまでの話になります。
今後このようなことを起こさないためにも、プペルバス運営事務局と主催者さんとの間で、プペルバスの使用目的、スケジュールなど全て確認した上で、書面で契約を結びます。
また、プペルバスが絡むメディアからの取材に関しては、全てchimney townに確認してから話を進めていきます。

この度はご迷惑をお掛けして本当に申し訳ございませんでした。

山口修平氏Facebook(2023年3月22日)

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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