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下へ下へと根を下ろす

「花の咲かない寒い日は、下へ下へと根を下ろせ」という言葉を聞いたことがある。私はこの言葉がとても好きだ。

うまく進める時もあれば、思うようにならない時だってあって、思うようにならない時には扉が閉ざされたように思うことだってあると思う。

でもそんな時にもできることはあるし、そんな時だって自分の思う方へと歩くことができる。「花の咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ」という言葉は、まさにそのことを教えてくれている。

思うように動けない時期は、自分の心に蓄えを作る時期だ。自分の考え方を知るために、日々見聞きしたことに対して自分はどう受け取るか観察してみる。本を読んで自分の考え方と照らし合わせて、物事に対する別の見方を知る。

下へ下へと根を伸ばす時間は、とても豊かな時間だ。うまく進めない時期は苦しいけれど、人生で最も忘れてはならないことがわかる時期でもある。

そう思うと、自分の根を下へとおろしていく時期は自分の本質をつくる時期であるし、その時間は実はとても楽しい。

うまく進めない時期を嘆く必要はまったく無いし、そんな時期に自分を育てていけるから大丈夫。

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