自分に誇りを持てるようになるまで
数年前に比べて、ずいぶんと自分に誇りを持てるようになったと思う。
私の中で自分に誇りを持つとは、自分の考えや気持ちを認めて、好きなものを好きだと認めて生きることだ。
5年前くらいまではそれがうまくできていなくて、自分の考えは間違っていると思ったり、自分の好きなものより人が好きなもののほうが格好いいとかかわいいと思ってしまったりしていた。
いま思えば自分のことを認められなかったし、自分よりも人の方が正しいと思っていたからなのだろう。
だから相手にされて嫌なことに対しても「嫌だ」と言えなかった。
そんな自分が、自分の考えを持って、自分の好きなものを愛せるようになったのは小さな訓練を重ねたからだと思う。
自分のことを認められなかったあの時、ふと「どうしてこんなに苦しいのかな」と思い、「この苦しさから抜け出すには何ができるだろう」と考えた。
その時から自分の気持ちに素直になって、自分の中だけでなく相手にも考えを伝える訓練をするようになった。
そして好きなものを大事にするようになった。
自分がいいと気に入った服を着て、自分が好きなものを身の回りに置いて、人の評価ではなく自分のものさしを基準に生活を作ってきた。
そんなことを続けているうちに、日々を生きるのが楽しくなった。
自分を認められなかった頃は過去の楽しかった頃を振り返ってばかりだったけれど、
今は過去の楽しかった頃などどうでも良くなるくらい、今の毎日が好き。
自分が好きなもの・自分の好きなことをとても誇りに思うし、素敵なものを愛せる自分を誇りに思う。
自分に納得できなかったり認められなかったり、自分は間違っていると思ってしまって生きにくいのなら、自分のことを認める訓練はぜひやってみるといい。
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