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学校へ戻る前提、それだけしか示されない

学校、行けるものなら行った方がいいと思う。ただ、朝挨拶するためだけに学校へ行く。それって本当に必要なの?
「朝、挨拶しに来るだけでもいいから学校に来てね」と先生は言う。それって何のため?学校との関わりが無くなるとよけいに学校に行きづらくなるから?学校を少しでも知ってもらうため?学校との信頼感を繋ぐため?
それとも、数分でも登校すれば出席扱いになるから?

最近の長男

小1長男は昨年10月後半から行き渋り、おそらく年間の欠席日数が30日を超えている。いわゆる不登校という枠組みに入っているだろう。
正直、もう学校に戻らないなら戻らなくてもいいよな~と思っている。フリースクールやホームスクーリングという手もあるし、行きたい時間だけ学校に行くという手もある。

最近の長男は放課後教室で担任と私と次男で30分くらい過ごしている。カルタや図工等の制作、タブレット教材、たまに字を書く作業といった具合に。

示されるのはやはり学校復帰

昨年2学期の終わり、担任と不登校担当の先生と私の三人で面談をした。その時に私は「2年生に進級する時期頃に学校に戻れたら…それくらい長い目で見て欲しい」と話しをした。その時はそんなに早く戻るとは思ってないけれど、一刻も早く学校に戻って欲しそうな先生にそう返答するほか無かった。

先生たちはやはり学校に所属しているので『学校に戻る』という前提でしか話は進まない。それが悪いという訳ではないし、先生たちの当たり前なのだろう。当然だ、学校に所属しているのだから自身の所属を否定するはずがない。

学校とのやり取りで私のメンタルがボロボロになる

その面談で日中学校に行かなくなった長男に対して「放課後に来てもらっても構わない」と提案された。私から長男にその事を話すと「いく」との事だったので翌日電話連絡すると不登校担当の先生から「学校の意向をくんで下さってありがとうございます」との返事。私としては学校に忖度したつもりは全く無く、長男の意向をくんだだけなのだが。
なんだかもやもやしていて、その事をスクールカウンセラーに相談した。すると「学校がいいように解釈してくれたんですね」と、そういう考えもあるのか~。

学校が分かってくれない!と揉めたい訳ではない。だが、いつまでも少しの時間でもいいから学校に来てくれと言われ続けるのも私が疲れた。

朝の欠席連絡も私のメンタルがボロボロになる以外の作用が無いので3学期頭に出席する日のみの連絡に切り替えてもらった。
幼稚園時代もそうだったのだが先生によっては「そうですか~」の返事でも残念そうな声色や少しの溜息が電話口から聞こえてくる。相手の期待に沿えない申し訳さが湧いてきて、気持ちが引きずられ一日イライラしてしまう。
幼稚園時代は「お母さんの状態の確認もありますので、お休みされて構いませんのでお電話下さい」と言われていたので一日おきの欠席の度に電話していた。

家で元気に過ごす長男、それだけでいいじゃない?

長男は、通学していた間学校でのトラブルや注意は全く無かった。家でも「学校やめる!」とは言っていたが泣いて嫌がったり、朝起きれなくなったり、食欲が無くなったり、体に症状が出るといったことは無い。
私はそれで良かったと思っている。長男が私に学校が嫌だという事を伝えてくれて、それを受け止める事が出来て。
それでも担任から「長男君は元気ですか?」と電話をもらうたびに元気でなければ登校を促される事は無いのだろうかと思ってしまう。

母同伴の必要性とは

先日、学校の相談室という所に母同伴で二時間目まで行ってみた。長男は母か父が一緒なら行ってもいいとの事。不登校担当の先生はものすごく食い気味で「お母さんはどれくらいの頻度で付き添いできますか」のような事を言われた。
正直私はゲンナリした。付き添いをしたその日私は精神的にクタクタになり疲れ果てていたからだ。付き添いが無ければ行けないなら別に行かなくていいかなと思う。
しかし正直には言えず、「週一くらいなら…」と濁すしかなかった。

少しでもいいから学校に行く、その事を突っぱねる必要は無い。週に一回とか、行きたい授業だけ受けるとか、食べたい給食を食べに行くとか。
でも、それに付き添いが必要というのには、なんだか違和感を感じてしまう。

相談室登校

その相談室に行くことになったのも、スクールカウンセラーからの提案だった。「行けるかどうか実験してみよう」と言われうなづいていた長男、相談室を見学して不登校担当の先生の「来週待ってるね~」にうなづく長男。
私は何か違和感を感じていた。はたして相談室へ登校する当日朝、長男は「やっぱり行かない」だった。
スクールカウンセラーに提案された時点で行きたくなかったようで、まとめると『「行きなさい!」って怒られるかもしれないから行くって言った、怒られるとよけいに行きたくなくなる』とのこと。

その事を言ってくれてありがとう!嫌だったら嫌って言っていいんだよ!怒らないから!先生もお母さんも!
私に言える事はそれだけだ。
結局その日は前回の見学の際には居なかった相談室担当の先生に挨拶だけしに行こうと長男を誘って相談室に行った。一度だけでも顔を合わせておく方が、面識が全く無いよりは長男のハードルが下がるかなと思ったからだ。朝一に相談室行き相談室担当の先生に挨拶をした後、結局長男は二時間目が終わるまで自分から帰りたいと言い出す事はなく母同伴で過ごした。

週に一回でも、二時間目までだけでも、相談室で過ごしてくれるならありがたい事はない。ただそれは私の同伴無く長男一人で行ってくれるのなら、その間私がリフレッシュできるからだ。
それ以上でも以下でもない。

結局のネックは「文字」

私が学校からの『少しの時間でもいいから学校に来てくれ』にハッキリとした答えを出せないのは、やはり『長男が自分で本を読まない事』が引っかかっているからだ。
自分で本を読んだりしてくれれば、私が付きっきりになる必要は無い。もしくは、機器に頼ってもいいとハッキリと分かれば。

長男の発達検査、受ける方向に決まった。やはり御多分に漏れずすぐに受けれるというものではなく早くても来年度かなぁと言ったところ。これもまたnoteにまとめたい。

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