猫はすごいという話

先日WIREDというメディアで、「ネコは「物理法則」を理解している：京都大学が発表」という記事を読みました。

紐解くと、箱の中に獲物を狙うネコは「原因と結果の関係」を理解しているだけではなく、通常の物理法則とは違う現象が起こったときに、「これはどういうことかにゃ？？」と観察し考えていた という内容のもの。

ー思考し考える猫。

猫の賢さに人間が気付き始めたようです。

こんな話があります。

世界3大宗教の一つイスラム教では、猫をとても敬愛しており、猫が飲んだ水はお祈りの際のお清めの水にもなるそうです。
イスラムのとある国の王様が、執務室に飼い猫を連れ込み、ネコが政務の取り次ぎを行っていたという逸話もあります。

「主人〜、客人が来たにゃ〜！ 」
「客人よ、我の毛をなでなでするが良い」
「主人、事務作業ばかりしてると疲れるから、そろそろ我と遊ぶにゃ!」

的な感じでしょうか。素晴らしい。

つまり、猫は物理法則だけに止まらず、より高度な知的体系を必要とする事務作業も得意らしい。

確かに、「猫は事務作業が得意」というのには、私にも身に覚えがあります。
 
自宅でエクセル入力中、飼い猫が私の傍でパソコンの画面をじ〜っと見つめ、厳しい視線を送っていました。
すると、おもむろに私の手に噛みつきました。事務処理が雑なのが気になったのでしょう。

また別の日、領収書を整理していた時のこと。
トコトコとそばにやってきて、レシート仕分け作業を監視。時折、領収書に食いついては「経費処理対象外にゃ」と領収書に食いつき勢いよく破っていました。こともあろうに、高い領収書から破っていきました。

↑写真は領収書を破った張本人


さらに、これはまだあまり明らかになってはいないことなのですが、私の独自の研究により、猫をお腹に乗せてると生理痛が和らぐことを発見しました。
重度の生理痛もちで、病院に行ってもよくならず、諦めていたのですが、飼い猫をお腹にのせて布団で寝る というのを繰り返してたら、ある日生理痛がキッパリとなくなっていたのです！
猫は婦人科系疾患の治療も得意なのかもしれません。

物理法則を完全に理解し事務作業もこなし、婦人科系も癒す猫。
その存在の恩恵は計り知れません。

思えば、猫は不思議な生き物です。
犬が人間と一緒に暮らすようになった理由は容易に想像できます。狼から進化した背景や、牧場や畜産の歴史などの流れがあるからです。
しかし、猫は。
トラ科の生き物が、いつネコ化して人間の家に入り込むようになったのだろう？点と点が結びつかない。謎です。

可愛さだけで居座ってうん千年。

ー君たちは一体どこからやってきたんだい？

考えれば考えるほど謎が深まる猫。

好奇心旺盛な動物である人間が心惹かれるのはそのミステリアスさが由縁なのかもしれません。

最後に、突如ベランダで暴徒化し鉢植えの土をほじくり返した巨悪のご尊顔。

このあと、泥だらけの足のままベットに飛び乗りました。巨悪。

捕獲されお風呂に入れられたことは言うまでもありませんが、それでもやっぱりすごく可愛い！
鉢植えをぐちゃぐちゃにされても、写真撮っちゃうし。

何やっても許せちゃう猫の魔力の底知れなさよ。
今日も下僕にしてくれて、ありがとう！