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うちのネコが迷子になりまして #9 手伝ってくれたニャンコたち

猫電波は、私が発見した猫特有のコミュニケーションのためのWi-Fiのようなものです。

詳細はまだ解明されていませんが、猫同士で見つめあって静かに会話をしたり、外にいる猫と窓越しにコミュニケーションするときに使われます。猫電波は、ある程度の距離飛ばすことができ、人間でいうところのSNSとしての役割もになっているのはと、推測しています。

クロエちゃんの近くでパソコンを開いていると、たまに電波が悪くなることがあるのですが、それは猫電波妨害によるものだと思われます。

とまあ、冗談半分くらいで私は猫電波の存在を信じているのですが、クロエちゃん捜しにおいても猫電波を大いに活用させていただこうと、捜索の過程で出会った野良猫たちや実家の猫アンディ君に、クロエちゃんに私はここにいるよと 猫電波で呼びかけて欲しいと、いつもお願いするようにしました。

クロエちゃん-2

実家の広い庭には、常連の野良猫が2匹います。

この辺のボスと思われる茶色のしま縞模様が素敵なチャトラの男の子と、シルバーの毛が長くて柔らかな銀色毛長の男の子です。

庭や周辺を捜しているときに彼らにしょっちゅう遭遇したので、

「白くてフワフワの毛で、足と尻尾が長い、和風美人な女の子がいたら、優しく話しかけて、私のところに連れてきてください」

と、しつこくお願いしてました。

チャトラの男の子は、遠目だとシルエットがクロエちゃんに似ていたので、見つけるたびに近づいたもんだから、私は、まるで彼のストーカーのような存在になっていました。
それでも何度も話しかけるうちに、理解を示してくれたみたいで、庭で捜していると、遠くから優しく見守ってくれるようになりました。

銀色毛長の男の子は、車の下にいるのをよく見かけました。
車は突然動くから、気をつけるんだよ〜!と教えると、そんなのとっくにわかってる みたいで、「ふんっ」とため息をつかれてしまいました。
プライドが高いようです。

いずれにせよ、2匹とも、とても賢そうな猫でした。

実家にいるアンディ君は、すごくマイペースでおっとりした男の子です。
アンディー君の全速力=人間の早歩き くらいだし、猫じゃらしもかなりゆっくり動かさないと、捕まえることができません。

普通の猫の5倍くらいゆっくりスピードで動くので、寿命も5倍くらい長いんじゃないかなと思います。

そんなアンディ君は、数年前、札幌でラガマフィンが125匹くらい多頭崩壊した事件があり、その中から母と父がもらい受けてきました。

あまりのトロさに猫なのかな?と疑うこともありますが、一応は猫であるらしい。

125匹のラガマフィン一族は、家の中で多頭崩壊してたので、お外を知らない、土の上を歩いたことのないニャンコたち。
アンディくんも、完璧室内飼いです。

保護猫なので、正確な年齢はわかりませんが、おそらく今は10才くらい。2才のクロエちゃんからすると、おじさん猫です。

夫と結婚する前は、私も実家に住んでいたのでアンディ君と暮らしていた時期が2年ほどありました。

気心しれた中です。

アンディ君も、クロエちゃん同様、ちょっと変わった喋り方をします。ニャーとはあまり言わずに、口を開けないで「ん〜」とか「むむっ」と言います。

彼は、私のことを姉ではなく妹みたいな「世話を焼かないといけない存在 」と認識しているらしく、床にものを置いたままにしておけば「むむっ」と文句を言い、寝坊した時は「う〜ん〜」っと叱ってくる、小うるさい猫です。

クロエちゃん捜索中は、ずっと実家に滞在していたので、アンディ君との暮らしも再開。
アンディ君は、反応がゆっくりで可愛くて面白いので、一緒にいて気が紛れるというか、気分が前向きになりました。
フワフワの毛が可愛くて、クロエちゃん捜しで疲れる心にしみる癒しの存在です。

(おやつの時間に無糖の生クリームを拝借するアンディー君)

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アンディ君にも「猫電波でクロエちゃんをうちに呼んで!」とお願いしたけれど、野生の勘が全く残ってなさそうなので、少し不安。

そんな私からのプレッシャーと感じたのか、窓辺で庭を監視する時間が増えて、彼なりに捜索を手伝ってくれてるみたいでした。

▼クロエちゃん迷子の件、過去の話はこちら


note書くときのコーヒー代や、クロエちゃんへのスペシャルおやつ代にさせていただきます٩( 'ω' )و