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米粉と野菜で作るマフィンのレシピ

野菜の色素は奥深い。

米粉、野菜、豆乳がメイン材料のマフィンのレシピです。野菜を加えるのは、風味づけはもちろん、色をつけてカラフルにしたいから。このnoteでは、ビーツを使った衝撃的なまでにどピンクのマフィンを作ります。

作り方はyoutubeにもアップしています。生地の固さなどのディティールは、こちらを参考にしてくださいな。


ヘルシーなスイーツは、着色料を使わない健康的なものが多いので、色味が茶色一辺倒になりがち。
野菜の色を生かせれば、鮮やかなお菓子が作れるのではと研究を重ねてます。

色素を残すことにおいて、課題として立ちはだかるのは「加熱による退色/変色」。
お菓子作りは180度で長時間加熱するレシピが多いのですが、色素はめっぽう加熱に弱い。どういうことかというと、焼く前はきれいな色でも加熱により変色/退色してくすんだり茶色くなってしまうのです。

緑や黄色は比較的色を残しやすいのですが、赤系の色素はとりわけ加熱に弱くてすぐ退色、茶色なってしまうのが問題でした。

私が暮らしている北海道ではビーツの栽培が盛んです。
ビーツは、鮮やかなピンクが特徴的な、カブみたいな形の野菜。でも、大根やカブの仲間ではなく、遺伝子的にはほうれん草の仲間です。

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とっても鮮やかできれいなので、このピンクをそのままに、何か美味しいお菓子が作れないかしら、と試行錯誤したのが今回のレシピ。

ビーツのどピンクマフィン

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焼き時間と作り方に気をつければ、色をしっかりと残すことができます。
マフィンの中も、きれいなピンクになります。
米粉と豆乳を使う植物性オンリーのレシピです。ビーガンもOK。

材料(マフィンカップ6個~8個分くらい)


・米粉 180g
・アーモンドプードル 10g
・ホワイトソルガム粉(片栗粉)40g
・豆乳 90g
・ビーツ  90g
・菜種油 55g
・甜菜糖 10g~50g (砂糖の量は、お好みに合わせてください。10gがオススメ。)
・食塩 7g
・ベーキングパウダー  7g
・飾りやアクセントでナッツ類 20g

作り方


まず、事前にビーツをホイル焼きにしておきます。

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ビーツのホイル焼きの方法
・ビーツ一個を6分割くらいにすして、アルミホイルで包む。
・180度のオーブンで1時間ほどじっくり焼く
・竹串をさして、ほっくりするくらい火が通ったらOK。

ビーツが生焼けだとうまくいきません。また、絶対に皮をむかないようにしてください。皮には最も色素が含まれています。皮ごと使うことで、加熱にも負けないくらい色素を生地に混ぜ込みきれいなピンク色を残していく作戦です。

余ったビーツは、冷めたらラップに包んで冷凍しておくと便利です。
塩を降って食べるだけでも、甘くてとっても美味しい!


米粉とホワイトソルガム粉意外の材料を全て計量し、ボールに入れます。

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液体類だけ先に混ぜ合わせるイメージです。


ホイル焼きしたビーツを1cm角くらいにカットして、2に加えます。

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ビーツを潰し、よく混ぜます。
ブレンダーがある場合は、ぜひブレンダーを使ってください!なければ棍棒でも大丈夫。ほっくりとホイル焼きができてれば、簡単に潰せます。

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ナッツを入れる場合は、潰し終わってから細かく刻んだものを加えます。

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米粉とホワイトソルガム粉、アーモンドプードルを加えます。


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ホワイトソルガム粉(高きび粉)は、片栗粉やコーンスターチでも代用できます。


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泡立て器でよく混ぜます。泡立て器で混ぜるのは玉にならないようにするためです。

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すごく鮮やかなピンク!!!
生地の感じは、ビーツの焼き上がり具合によって変わってきますので、動画のような固さになるように豆乳や米粉を足して調整してください。youtubeの3:57くらいのカットです。


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ベーキングパウダーを加えて、再度泡立て器で混ぜ、型に流し込みます。180度に予熱したオーブンで180度30分が目安です。

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飾りに、くるみを乗っけてみました。

焼き上がりはこちら。

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熱線と の距離が近くて、くるみがちょっと焦げちゃいましたが、ピンク色はしっかりと残っています。


ビーツは、ちょっと大きめのスーパーやオーガニックスーパーなどで手に入りやすいようです。北海道では、イオンで売ってました。

ぜひ作ってみてください!

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