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怒涛のフィルム愛 (Leica M3、Nikon F3 作例いろいろ)

先日、OLYMPUS PEN Sというハーフサイズのフィルムカメラを手にしましたが、そこからゴゴゴッとフィルムカメラを増やしてしまいました。

名機Nikon F3と、そしてLeica M3です。
私はハマった時のスピードがわりと速いほうです。

使うレンズやフィルムのことやら、現像をどうするか問題やら、一気に考えることが増えて、めちゃくちゃ楽しくなったのですが、仕事もめっちゃくちゃに忙しい時期でもあり、何がなんだかなのですが、忙しい時に限って、趣味もガンガンに進めたくなるんですよね。人間の摩訶不思議。

現像したフィルムのデータ化ですが、なるべくランニングコストを下げるべく、自分でやろうと思い、ケンコートキナーのスキャナーを買ったのですが、やたらと絵が青く出てびっくりしました。

人気の写真屋さんに現像・データ化をお願いしてみました。確かに綺麗な仕上がりなのですが、わざわざ「めんどうくさい」ことをするのが好きなタチなので(レコードをかけたり、マニュアル車を運転したり、カメラもすべてマニュアル撮影)、最後の工程を丸投げしてしまうのがなんともしっくりこない…。そして写真も綺麗すぎて、もうちょっとこう、昭和っぽい(?)翳りも欲しい気がして、どうしたものかと思っていたら、なんと都合よく押し入れからエプソンのフィルムスキャナーが出てきました。なんだ、持ってたんかい(苦笑)。
少し古い機種だけど、十分楽しめそうです。
というわけで、ちょっと比較です。

フィルムはフジカラー400。ケンコートキナーでスキャン。
本体の色味調整を頑張っていじっても、青緑な写真。
撮影はM3、Summicron 50mm。
これはエプソン。未調整。

フィルムの関係か、もともと青みの強い写真のようですが、けっこう違う。上のは上で、ユニークな迫力が出て面白いのかも、と思ったり。

でも、ケンコートキナーは色が全く出てこないのもわかりました。

ケンコートキナー
エプソン
これでも調整がんばったケンコートキナー。色全然出てこない。不良品だったのかな…
エプソン。未調整。

もう、本当に謎に青い(笑)
これ↓には本当、びっくりした。

Nikon F3 ケンコートキナー
エプソン

どゆこと…?やっぱり不良品?
とりあえず、暴力的に青緑にしたいなら使えるけれど、普通の絵にならないので使えない…ケンコートキナー…
買ったのはこちら。

エプソンのは2012年発売のGT-F740でした。今なら中古で6000〜8000円くらいで買えるものみたい!おおぅ… 最新型のにしたら、さぞかしもっと、いい感じでスキャンできるのかしら。でも、私の用途なら、これでも十分楽しいです。

ちなみに、人気のエビスカメラさんにも、M3で撮ったフィルムを一本現像に出してみました。今っぽくて大変綺麗な仕上がりです。

エビスカメラさんのデータ化写真
エプソン 未調整

ただ、エビスカメラの写真は上下が切られていたことが判明。絵作りは、なんというか、フィルム写真のエグ味みたいなもの、影や湿度、少し懐かしの荒っぽい感じは、エプソンの方が出ている。私はこっちも嫌いじゃないな、と思った次第です。もちろん、ここからもう少し明るくとか、淡くとか、黒の調整とかとか、自分でレタッチはいろいろできます。手を入れて、自分の写真を作っていく楽しみ。

→結論:当面、この古いエプソンでいきます!(笑)

というわけで、以下はF3とM3で、いろいろ撮ってみた写真たちです。

M3
M3 たしかレンズはフォクトレンダーのアポランター50mm F2
M3 このあたりのフィルムは、Kodak Gold200
M3
風車のオブジェから、ミストが噴射された瞬間。


光のレースがとても綺麗 アポランターの透明感がフィルムでも生きる!


以下は、Nikon F3、レンズはAi Nikkor 50mm F1.4Sに、リバーサルフィルムのVelvia 100。あまりによく撮れすぎていて、もはや「フィルム感」が薄い…(苦笑)。

最後に、失敗写真も愛おしくなるのが、フィルムのいいところ。ぼんやりミネ子ちゃん。

M3

いやはや。よく写っても写らなくても、なんだかよくわからいけれどとても楽しいフィルムカメラなのでした。
ちなみに、カメラそのものをお迎えした経緯や、スキスキポイントを動画で語っております。アホみたいに長い動画なので、夜眠れなくてヒマすぎ、とか困った場合にお付き合いくださいませ(笑)

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