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音楽の推進力とは

こんばんは!
昨日、社会人吹奏楽団の本番を一つ終えました。
非常に難しい曲を少ない練習で完成させ、「もう少し頑張れたのでは」という気持ちと、「皆この短い時間でよくやった」という気持ちが複雑に絡み合っています。
今回初めてすみだトリフォニーホールの舞台に立ちましたが、かなり吹きやすく、とても素敵なホールでした。

さて、本日は「音楽の推進力」についてです。
音楽をやっていると、「流れが悪い」「もっと音楽を前に進めて」と指導されることがあります。

この「推進力をもつ」という感覚は、目に見えず、言葉にも表しにくい概念です。私は長く音楽をやっていてもなかなか理解できなかったのですが、一度体得すると音楽をするのが段違いに楽しくなりました。

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音楽は時間とともに、止まることなく進みます。しかし、その音楽を進めるのは自分です。意思を持たず、ただ音を出すだけでは音楽は進みません。

ではどうしたらいいのか?
方法は人それぞれですが、一つの方法として、音楽をフレーズで捉え、次の音に、もしくはフレーズの頂点に向かうことで推進力をもたせる事ができます。

そもそも推進力は、「どの方向に音楽を進めるか」が決まらないと、生み出すことができません。さらに、音楽を進めるスピードについても考慮が必要です。

また、適切なカウントをとっていないことも原因になりえます。
ゆっくりな曲を演奏する際、ただただ楽譜通り音を伸ばすだけでは拍感が失われ、推進力も出ません。この音の伸ばしの先に何があるのか、それを意識したカウント、推進力設定をする必要があります。

推進力のない音楽は停滞した音楽になってしまいます。スピード感のある曲のはずなのにそう聞こえない、それはもしかすると推進力不足が原因かもしれません。

ー*ー

今日は音楽の推進力について考えてみました。アンサンブルや合奏で、自分の周りの人と同じ推進力を持って吹くことができると、表面的に音を合わせる以上に「合っている!」という感覚を感じることができます。
ここまで私の個人的な感覚で書きましたが、もし違う感覚で吹いているよ!という方がいらっしゃったらぜひコメントで教えていただきたいです〜!


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