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【オーストラリアワーホリ】旅行者から生活者に変わった時

こんにちは!
この8月からワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。

日曜日は気の向くままにつらつら書く日。先週は忘れてたけど。
というか他の日もつらつら書いてる気がする。

つらつらと言いながらも何を書こうかなぁと思い、自分の身の周りのことを書いては消しを繰り返しているうちに、そういえばなんだかいつの間にか土地の人になったなぁということを感じた。

私は8月の頭に渡豪し、4日間シドニーに滞在したあと、電車で西に約2時間行った場所にあるカトゥーンバに生活拠点を置いた。日本で決めた勤務先がカトゥーンバにあるためだ。

オーストラリアは先進国という点で日本に似ている。6月にフィリピンに旅行に行き、世界にはさまざまな国があると感じていた矢先の渡豪だったから、なおさら強く感じた。道も整備されているし、水道水も飲めるし、外に生活拠点を置いているホームレスやストリートチルドレンもいない。とても適応しやすい場所だと感じた。

ここは人口も少なく、山に囲まれてとても長閑な地域だ。大学時代以来の田舎暮らしに少し戸惑いを感じながらも、1か月が経ってやっと慣れてきた。

気づけば、私は旅行者から生活者になっている。
ここに来た時、自分はよそ者でありどこに行くにも初めてで、自分の居場所と思うには程遠かった。当たり前のことである。
だからこそあちこち歩きまわって「旅行者」を楽しんだ。それが1週間、2週間と経つに連れ、自分の興味が「その土地にしかない珍しいもの」から「足元にある日々の生活」へと変わっていった。朝の準備はどうすれば効率よくできるか、共用キッチンではどう工夫したらゆっくり料理ができるか、自分のお気に入りの場所があるお店やスポットはどこか・・・生活者になった瞬間である。もちろん今でもカトゥーンバの街を知りたいという気持ちは強いが、自分の外と中の興味の比率が少しずつ変わってきている。

環境を知り、適応すればするほどどんどん土地の人になっていく。完全に土地の人になることはできないけれども、確実にここカトゥーンバが自分の居場所になっている。「帰る場所」ができた。

私は今まで日本で引っ越しを2回経験しており、「帰る場所」がいくつかある。いずれも私の思い出が詰まった場所であり、一度降り立てば当時の記憶が鮮やかによみがえってくる。今さら帰っても友達は誰もいないという地域もあるが、でもそこは私が「生活」をした場所であるという事実に変わりはない。かつて生活をした土地に帰る時、人に話すときは「行く」という表現を使うが、気持ちは「帰る」だ。

今、初めて海外に「帰る場所」ができたが、もっと増やせていけたらと思っている。近くを通ったときに「遊びに来たよー」とついでに顔を出せるような場所。そんな長く続く素敵なご縁のある地域を持てたらいいなと思う。

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